しろくまさんの日常

フラメンコギタリスト 北村海人のブログ

6/30 池川先生企画 ガルロチペーニャ!

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6/30は我が大師匠 池川先生企画のガルロチペーニャにて、ピアニストの杏梨さん、踊り手の愛梨さん、カンテの大橋さんとがっつりフラメンコしてきました!

 

 

そのほかにもアンサンブルやったり色々ワイワイガヤガヤ。

 

ペーニャってことで堅くならずワイワイとやれました。

 

未だ仕事でガルロチで弾くことは未経験ですが、近い未来、一年後二年後にちゃんと胸張ってガルロチで弾ける事が出来たら…そう決心を舞台の上でしてきました。

 

やっぱガルロチってすごい。

あんな客席が全部こっち向いてるところで緊張しないわけないやん。

あそこでやれる人ってほんとすげーなって思ったと同時に、自分はまだまだやな、と、ガルロチの雰囲気は僕のレベルをわからせてくれました。

 

最近超絶スランプに見舞われ、ギターをまともに弾けてない日が続いてますが、なにか良いきっかけになり今はスランプ脱出しかけてます。

 

これからもっとでっかくなってやるんだおれは。

7/4 カサアルティスタライブ!

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7/4は念願のカサアルティスタでライブをしてきました!

 

足を運ぶ日は大体ギター持たされてライブに強制参加して暖かい皆様とワイワイする事が多かったのですが、お仕事としてカサアルティスタさんで出演した事がなかったので、やっと念願!カサアルティスタに堂々と出演をしてきました(笑)

 

この日は私を含め4人が1990年生まれという同学年なメンバーで挑みました。

 

本番前はすごい緊張するタイプですが、この日はいい意味ですごくいい緊張感を体験しました。

 

なんかこう、ワクワクする、ドキドキする、そういう感じの緊張感。

 

 

素晴らしいライブになりました。

足をお運びいただいた皆様に感謝いたします。

 

また1990年メンバーでやりたい!

6/18 月島スペインクラブでライブして来ました

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我が師匠 フラメンコギタリスト池川寿一先生のお声かけを頂き、サブギターとしてライブに出演させて頂きました。

 

月島スペインクラブさんでのライブは、これで2回目。以前も先生からご案内頂き参加させてもらいました。

 

 

いやぁ、勉強になる。

 

先生の横で弾く機会なんて超レアなので毎回楽しみで、かつ先生に伴奏負んぶに抱っこな感じですが、今回も大変勉強になりました。

 

恩師池川先生との出会いは今から5年前…

 

 

ぼくは当時大学を卒業し一般企業である大手スーパーマーケットに就職していたが、うまく生きていけず辞社。

その当時就職氷河期だったときの大学での教育は

 

『就職できない奴はカス!死んだも同然!死ね!』

 

 

 

みたいな感じで、【就活塾】なぞというゼミを携えた外部の如何わしい大人が各大学に蔓延り、今考えれば就職に不安を抱えるか弱い学生の寺子屋という表面をみせつつ随分と阿漕な商売が蔓延していた【いまもしてるはず】

 

そこで就職はできたけど一旦線路から脱線してしまった私は

 

 

あー、もう死んだわ。

 

 

となり、死ぬに当たって何かやり残したことは無いかなと考えたら、1秒もせずに

 

フラメンコギタリストになりたかったな…

 

 

 

と頭に思い浮かび、池川寿一先生の門を叩いたのである。

 

 

寛大に受け入れてくれ、ネジの外れた僕をのびのびやらさせてもらった先生には感謝がとまらない。

 

先生に師事し、その後色んな方々と共演し、勉強し、スペインに行き、色んな人と出会い、今に至る。

 

 

フラメンコギターを初めて、フラメンコに触れ、色んな人とめぐり合うことが出来た。

 

共演者の方々、様々なアーティスト、ライブに来てくれたお客様、場所を貸してくれた店のオーナー、僕に興味を持ってくれた方々には本当に感謝がとまらない。

 

 

この日はなんだか今までを振り返り、

 

心にジーンとくる良い日であった。

 

 

 

その結果、僕は今とっても幸せである。

6/17 親族のおじさんの米寿記念式典にて演奏して来ましたー

この日は僕の親戚のおじさんが米寿、おばさんが傘寿、そしてもうひとかた還暦をむかえたおじさんの為のお祝いの式典に参加して来ました。

 

 

場所は新宿ハイヤットホテル。

 

いつもハイヤットホテルの1/10くらいの値段のホテルしか泊まったことがないので、でかいシャンデリアや内装が妙に緊張感を持たせてくれました

 

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で、でかい!!!
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外国人ばっかだった。

床に敷いてあるマットがふかふかだった。

 

 

 

ざーーっと30人くらい集まったんですが、戦前それよりずっと前々前々前世から、こうやって派生して行った先に僕がいるということをすごくありがたく思えました。

 

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【君の前々前世か(ry】

 

こういう機会じゃないと親戚が一同会することは無いので、大変ありがたい。

そして今回、余興コーナーで母とデュオをすることに。

 

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母は二胡が好きで頑張って練習しております。2曲お届けした後ぼくも何曲か披露。

こういう機会がないと親とやるなんて滅多にないので、大変良い機会を頂きました。

 

ギターソロで1人で何曲か弾いたけど、やっぱフラメンコの認知度なんて低いので、みんなが知ってるナンバーの方がウケました。

 

まぁそうだよねーーー。

 

 

 

 

とまぁ、前々前世の先祖に感謝できるいい機会に感謝。とてもよい日でした

初!フラメンコライブ地方遠征!

 

ど早朝。

 

ぼくは軽井沢に居た。

 

 

 

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信州美食マルシェというイベントのフラメンコの時間の伴奏を有り難いことにお話を頂き、僭越ながら頑張ってきました。

 

 

軽井沢!避暑地だね!ということですずしいウキウキ。しかし季節は雨季雨季。

 

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( ゚д゚)は?

 

最高気温15ど

 

最低気温11ど

 

 

 

高原ナメてた。

 

 

 

今朝方、気温を見て

 

『まっさかー!どうせすぐ暑くなるんでしょー?動いてりゃ暑いよねー?』

 

 

 

とおもってたらまじで寒かった。

 

そして

 

 

 

 

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ご覧頂こう、この濃霧を。

 

 

 

 

霧が濃霧になり、霧雨としてさらにひんやり。

 

 

 

 

マフラー必要だったね。

 

 

 

昨今はこんな寒い日ばかりで洋服屋も夏服売れません。

 

 

美食マルシェということで、ご当地の珍しいものを食してきた。

 

 

一番ビックリしたのが

 

 

鯖缶ぶっこみ味噌汁

 

 

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【画像はイメージ】

 

 

作り方は簡単そう。

 

 

普通の味噌汁いれて、鯖缶どーん

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これが意外にもうまい。

 

 

 

おためしあれ。

 

持ってるクラシックギターをフラメンコギターっぽくする為には

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【ヘレスで乱立してるケバブ屋の極太ケバブ

※画像は題名となにも関係ないです

 

 

 

みんな誰しもが通った道。

『金ないから高いフラメンコギターとか買えないから、クラシックギターでなんとかやってみるっぺ!』

 

かくいう私もその一員でした。

結論は『フラメンコギター買った方が色々本腰入れるし頑張れるから買った方がええだよ』

であるが、フラメンコギターを買おうか悩んでる方々に、いろんな人から聞いて実践してきた、

『もってるクラシックギターがちょこっとだけフラメンコギターっぽくなる改造』

 

を、ぼくなりにまとめてみました。

 

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【モザイクがポップで気に入っていつも使ってる愛機オルフェスバレーギター】

最近このギター使ってる人多くなってきたな…。

最初はちょっと変わったギターがいいなとおもって、モザイクがポップでかわいいし、音も値段の割にめちゃくちゃ良いから買ったのだが、今ではこやつが唯一の相棒である

(使い方が荒いのは諸先輩方々から注意を受けます、すみません)

 

  1. 下のナットを削る

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この画像の白いところ

 

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結構有名な改造ですが、

どれくらい削るかわからない

人も多いはず。

 

 

この白いやつ、取り外しが可能で、頑張ればボコっと取れます。

 

そして下の面を荒めのヤスリとかでゴリゴリ削るのです。

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【美術センス0】

 

なお、どの程度削れば良いか

という点ですが、

 

弦を張ったギターの、ボディと弦の間にタバコがちゃんと挟まって固定されるくらい

が、ちょうど良いみたいです。

 

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イメージです。

【優しい心で見なさい】

 

一般的にタバコの直径が5mmくらいなので、それくらいまでゴリゴリすれば実質フラメンコギターっぽく近づいてるということになります。

 

え、そんなに削る?

 

 

と僕も思いましたが、ヘレスで聞いてきた情報かつ、日本で活躍してるスペイン人のお話ですので信憑性は確か。

現に僕ももってるギターをスペイン人に弾いてもらった際、『もっと削った方がいいよこれ。』とアドバイス頂き、心を鬼にしてゴリゴリした結果

 

超絶音が良くなりました。

 

試す価値はある!

 

 

 

 

2.フラメンコギター用の弦に変えてみる

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ぼくはよくサバレスの青いやつ【張りの強いやつ】をつかってます。中にはトマティートがプリントされてるやつもあります。

 

3.ゴルペ板を貼る

 

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安いやつは500円とかで売ってたりする。お金なかったらクリアファイルを切り抜いてつかっても保護できそうだね。

 

 

 

以上、クラシックギターをフラメンコギターっぽく寄せてみる方法でしたー。

1は試して見てくださいな。

 

昔の人はどんな留学だった?

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【うなだれるペッパーくん】

※題名とはまったく関係ないです。

 

いまでこそこのグローバル時代、海外にいてもオフラインダウンロードしたGoogle翻訳Googleマップがあれば、自分がどこにいるかすぐわかってなんとなく意思疎通が出来て、公共のWi-Fi拾えば地球の裏側に住む人までメッセージや通話ができて、なんか面白いものやインスタ映えするものがあれば撮影、録画したりできる。

 

側にぼくも現代の文明の利器をフル活用しながら生活している。

 

 

ぼくはフラメンコギタリスト。

こんな便利な世の中、また何年かすればもっと便利になってくんだろうなーなんて思うこの頃、

 

昔の人ってどんな留学してたんだろう???

 

 

なんて考えたことがあり、書物を読んだり人に聞いたりしたことがあります。

 

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こんな本をとあるフラメンコ界に精通されてるお人から勧められ、読んでみました。

事実上、日本で初めてフラメンコギターを学んで帰ってきて、日本で最初にフラメンコギターをやったひとである方の著書。

 

『砂上のいのち』勝田保世 著。

 

 

ぼくはそれこそ活字を読むのは滅多な機会がない限り読まないのであるが、近年で一番おもしろかった著書である。

 

その御人、勝田保世さんは遥か昔戦前とかかな?日本を船で旅立ちロシアからシベリア鉄道で大陸を横断してヨーロッパを目指し、アンダルシアにたどり着き帰国してきたという、今の世でいうならば冒険者に等しい行いをしてきた方である。

 

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こういうこと

 

 

この本はその半生や激動の時代である最中のスペインでみてきた事をとても鮮明に書いてある非常に面白いものであった。

 

 

 

 

:(;゙゚'ω゚'):

 

スペインに着くまで最短で2週間以上かかる旅程。その道中に乗り換えとか数々の困難があったことを鑑みると、

 

いまってマジ良い時代よね

 

 

っておもったのである。

 

今はイベリア航空で日本からマドリードまで直行便が開通し、現在では14時間もあればスペインに行けるのである。

 

新作の映画7本みたらスペインです。

 

 

ほんまにええ時代や

 

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機内からみたロシア上空の写真

 

そしてぼくは留学してるとき、ペーニャに赴いて盛り上がってるところを動画で撮影したり、めっちゃ良い演奏をしたアーティストと写真撮ったり、日記みたいなものをiPhoneのメモ帳に書いたり、親とラインしたり、、、、

レッスンの最後にはおさらいを動画で撮影して、、、

 

 

 

昔と比べてみよう。

 

むかしはiPhoneなんてなかった。

 

から、レッスンしてもらった最後に録画なんて出来ないし、そんな文化もなかったし、だいたい録音や録画なんて今から比べれば絶対みんな嫌うものだったはず。

 

先人と比べてみて、今の時代を生き、志を持って異国に旅立つ僕らたちと比べてみたら、

 

昔の人たちの方が、少なくともぼくより時間や「その時」を大切にしていたんだろうな

 

そうおもったのです。

そんなに苦労してまでもたどり着いた彼の地で、彼らは学んだのです。

 

いまの若い世代の方々において、留学したことある人とか、その文化に精通した国の人に教えを乞うた事のある人はかならず誰もが通ってると思うけど、

 

『動画とったしまぁいいや』

 

って心、ないですか?

 

ぼくは少なからずともありました。

 

 

言いたい事言う前に話がだいぶ逸れちゃったけど、言いたいことは

 

もっと大切に限られた時間を過ごしていこうや

 

ってことと、

 

 

昔の人のみなさま、先人の皆様、フラメンコを日本に持ってきてくれて本当にありがとうございます

 

 

ということです。

 

 

 

 

 

勝田保世さんをはじめとする先人、今のフラメンコ界に長年いらっしゃる方々が身を削って熱いものを持って学んで、

 

それを日本で始めたことによって、習う人や興味のある人が出来て、その人たちがスペインいって帰ってきて同じような轍を歩いて…

 

 

時代が流れて、ぼくたちみたいな若造(もう28になりそうですが若造カテゴリーにさせてください)がフラメンコに興味を持てて、心熱くなって学んだり夜な夜な練習出来たり出来てるんですよなってことを、言いたかったのです。

 

激動の時代(まぁいまも激動っちゃ激動だけど、)その最中で前例の無い時に足を運んだ人や、単身で乗り込んだ先人って、やっぱすごいよなっておもったのです。

 

 

フラメンコに精通された大先輩あたる方々(60〜80代の方々)に、留学前にお話を伺った際も、度々、かつての時代はシベリア鉄道を使い荒野を幾日も走り、学びに行ったという回答を聞いた際には本当にびっくりした。動画なんてないからその場で死ぬ気で習得して、超絶がんばったとか。

 

シベリア鉄道ってほんとにあるんや…)

 

とかおもったり

 

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この画像があたまに浮かんだりしました。

 

 

そして諸先輩方々(30〜50代)のお話からはさすがにシベリア鉄道というワードは無かったけど、南回りの安い空路で行って、もちろんiPhoneなんて無かったからその場でファルセータ習得したりまわりのひとと確認しあったり、、、

 

録画が許された場合、8mmテープとビデオカメラで撮影📹

 

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イメージ

 

 

帰る頃にはテープがぎっしり録画されて帰国…

 

だなんてこともあったみたい。

 

でもその大先輩たちが苦労して行った轍のおかげでいまフラメンコが日本で学べるのって、なんか素敵だなっておもいました。

 

さて、タンゴ作らなきゃ…