しろくまさんの日常

フラメンコギタリスト 北村海人のブログ

ボヘミアンラプソディー

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ボヘミアンラプソディー見に行った。

 

 

 

 

 

今までそんなQUEEN気にしてなかったんだけど

 

 

 

 

 

 

いまずっとQUEEN聴いてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

iTunesQUEENのアルバムDLしようとしたけど

 

 

 

 

パスワード分からなくて膝から崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

これを見て、

 

 

LGBTって本当に深く考えなきゃならんっておもう

・知られざるQUEENの略歴ってこんなだったのか!!

・Oh! yeah!!!!!

・もっとフレディは色んなことやりたかったんだろうな…

 

 

という感想をもった。

 

 

 

 

とにかく見て欲しい。

 

 

よかった!!!

 

 

 


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謹賀新年

あけましておめでとうございます。

 

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今年もあと358日。・・・・って考えるともう7日も経ったんか!?ってなって結構1日1日が早いと感じるこの頃。

 

 

 

 

そんな中、新年のやることリストと抱負をつらつら書いていこうと思う。

 

 

 

 

 

 

・自身の音楽活動を通し、フラメンコの発展、認知拡大、講義活動に尽力する。

 

 

 

 

→2年前くらいからちょこちょことご縁がありライブを企画したり、出演したり、依頼を受けて弾くシーンが多くなり始めた。

 

フラメンコのライブであったり、その他のジャンルであったり、アレンジであったり色々。

もちろん相棒はフラメンコギター。

 

で、

 

ギターを持って音楽活動をしてる中で、世間一般におけるフラメンコの認知の低さを音楽活動を続ける中でとても感じるシーンが多くあった。

 

 

「あー!フラメンコね!!いいよねフラメンコね!!!!!見たことねーけど!!!!」

 

 

「フラメンコって・・・なんかあれっしょ?バラくわえてる感じ??」

 

 

 

 

とまあ、「フラメンコ知ってる??」って言って返ってくる反応において、上記のように返って来るのは4割くらい。(俺の中での体験談)

(なんとなく認知してる層)

残りの6割のうち4割は

 

 

 

 

 

「いやー、知らんですな!!!星のフラメンコとか????」

 

youtu.beちゃーーーチャーーーーーーーーーーー!!!!

 

 

 

 

 

という感じである(俺調べで信ぴょう性は任せるけど割とガチ)

(知らない層)

 

 

 

 

そしてあまり1割5分は

 

 

 

 

 

「友達がやってる(って聞いたことがある)」

「見に行ったことがある!!」

「スペインで見た」

(触れたことのある層)

 

 

 

 

 

 

 

残り5分の中に

 

 

 

「やってるよ!(自身が経験者)」

(やってる層)

 

 

っていう感じである。

 

 

 

 

自分がフラメンコに興味があるおかげで自分の周りにはフラメンコ人口が多く、

 

FBを開けば友人はフラメンコを嗜んでいる、または生業としている方が多く、インスタなどもフラメンコについての投稿を自然にみれるような状態。

 

そんな僕は朝から晩までフラメンコのことで頭いっぱいで、ギター触ってしまえば平気で6時間くらい弾きっぱなしになって耳をすませば明け方の新聞配達のバイクの音が聞こえてきてその日の仕事が絶望的になってしまうような純粋無垢なギター少年(28歳独身)であり、1にも2にもフラメンコな感じである。

 

 

 

 

 

 

そんな中、2つほど自分の中で考えを持つようになったのである。

 

 

 

 

 

 

・『もっと興味のある人が増えたらいいなあ』

 

 

 

 

 

 

・『自分からもっと外に行かんとなー』

 

 

 

 

の2点である。

 

 

 

 

 

 

 

・『もっと興味のある人が増えたらいいなあ』って思った理由

 

 

 

自分がフラメンコに目覚めたきっかけクラシックギター練習してたときにたまたま見たビールのCMがきっかけ。

 

www.youtube.comやべえ、ビール飲みてえ。誰か飲みいこうぜ。

 

 

(((((巷(ちまた)では『これはフラメンコちゃうわゴルァ!!!』なんて議論もあるようですが今は蓋をしておきます。)))))

 

 

 

これを見たおかげで遠回りもしたけど、

 

ギターやってなかったら出会えなかったであろう沢山の人に出会えたり、

 

地方で伴奏した際に見てくれた人たちから温かい言葉をいただけたり、

 

いろんなあったかい経験ができたり、

 

自分の音楽表現の幅がめちゃくちゃ増えたり、

 

大っ嫌いだった勉強が好きになったり、

 

生活が良くも悪くも変わったり、

 

文化を勉強したり、

 

 

今とっても幸せな日々を作れている。

 

 

 

 

 

何が言いたいかというと、

 

 

 

興味を持つきっかけ

って、すごい大切なんではないかね。

ということ。

 

 

 

 

せっかく長いことフラメンコギター好きでたまらんくて、愛してるのならその技術を生かして

 

 

 

興味を持つきっかけを作っていきたいな

 

 

 

と思ったのである。

 

 

 

 

例えばイベントに出て見てるお客さんが目覚めてもいいし、

 

例えば路上ライブしてて通りすがりの人が目覚めてもいいし、

 

例えばライブするならフラメンコを知らない人でも楽しめる企画づくりを考えて見たり

 

 

僕がきっかけにならんでもいいけど、人それぞれ、いろんなきっかけがあると思うのよ。

そんなきっかけになれればと思った。

 

 

 

そして興味を示した人が、例えば歌に、例えば踊りに、例えばギターに興味を示した際に、フラメンコってええもんやでって導けれる第一歩的な環境があったらいいなーとも思うのです。

 

 

今の僕の夢は少しでも日本で、大好きなフラメンコが認知され、流行ったり人口が増えたりしていき、もっと個々の人々の表現方法が増えていったり、触れることで少しでも元気になるような未来になること

 

である。

 

だから自分ができることは少しでも多くこなしていこうと思った。

 

 

 

 

 

 

 

・『自分からもっと外に行かんとなー』と思った理由

 

 

 

フラメンコギターを弾くにあたり、

 

 

『フラメンコしか弾かない聴かないのか?』

 

と言われれば決してそうではなく、洋楽も好きだしジブリも好きだしジャズも好きだしJポップも好きだしゲーム音楽も好きだ。

 

 

 

ライブに出演するなど、自分の部屋から打って変わって表舞台に立つことが多くなってきたとある日、Jポップをフラメンコ、ラテン調にカバーして共に活動してる大学時代の友人と

 

「オープンマイク」

 

に勇気を振り絞って扉を開けた日があった。

 

その当時、ライブしたいけど

 

「どこでして良いかわからんねー・・・」

「ライブハウスって対バンすんの?」

「レストランがいいの?」

「お客さんどうすんの?」

「今の完成度でライブとかやっぱやめっか・・・」

 

とよく火が燻ったような話をメンバーとしていたのだが、思い切ってとあるオープンマイクに下見行ってみようと話が進み、行ったのだ。

 

 

するとそこには、ギターを弾く人、ピアノを弾く人、ベースを弾く人、歌う人など、たくさんのお客さんがお酒を楽しみながら居たのである。

 

イメージとしては飲み屋なんだけど違うのは、

楽器弾けて、できる人同士で一緒に曲弾いたりできて、音楽が一種のコミュニケーションの媒体として活きる場であり、そこで弾いた数々のアレンジがウケたのである。

また、フラメンコの曲を弾いても、物珍しく聞こえたのか、ウケたのである。

 

 

※僕はおだてると木に登るような扱いやすい性格をしています。

 

(お世辞でも嬉しかったのだ。)

 

その夜貴重な体験をした中で思ったのが

 

フラメンコだけをやってるのみのコミュニティだけではなく、自らが進んで好きな音楽であるフラメンコを自己表現や発想とともに外に出ることの大切さを学んだのである。

 

 

 

それまで

 

・オープンマイク

・セッション

 

という文化があるのは全く知らなかったが、ジャズをやっていたり、フォークソングを昔ジャガジャガ弾いていた世代の方々や歌う方々の間では普通な文化らしく、目から鱗なのであった。

 

「そんな文化があったのね〜〜〜」

 

 

 

って感じだけど、もっと外に出てもいいんじゃないかなーって思う。フラメンコって。

 

なんか難しくなっちゃったのでまた次回でも思い出したら書きます。

読んでくれた方々、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、そうそう。

 

 

 

 

 

新年の抱負そのほか一覧

 

・新人公演でる

YOUTUBEに動画をあげる

・痩せる

・カメラマン業を再開する

・ネット販売開始する

・自主企画ライブをどんどんしていく

・カンテできるようになる

・ブレリアめっちゃ踊れるようになる

 

今年も頑張っていきます!

よろしくお願いします!

弦月庵 ギター工房見学体験記

 

 

 

kaitoflamenco.hatenablog.com

前回弦奏JAPANさんにお邪魔した際に、弦奏と同じくらい気になってしまったギターがあった。

 

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何か、こう、普通のギターとは似て非なるデザインなのである。

デザインもそうだが、何か、根本的に作りが全く違う。

 

僕は心を奪われて、ちょこっと拝借したのであった。

 

www.instagram.com

フラメンコギターではないんだけど、なんかこう、

 

音が1つ1つすごい。

今までに感じたことのない

いい響き。

 

 

しばらく弾いた後、このギターについてお話を伺ったところ、なんと弦奏製作者である代表取締役の小林さんの弟さまが作ったものだとか。

 

全く作りも何もかも違うこのギターにすっかり心を奪われてしまい、このギターを作った製作者にお話をお伺いしたい!!と申し出たところ、

 

後日お話を伺えるチャンスが訪れ、11月初旬、弦奏JAPANの取締役である香川 竜太さんと一緒に立川駅で待ち合わせ、ワクワクを胸に上北台駅のさらに北の多摩湖の近くにある、「弦月庵」ギター工房へ、そしてこの魅惑のギターを製作した製作者の小林 正児さんに話をお伺いしに行った。

 

 

 

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製作者の小林 正児さん

 

 

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ギターについて色々お話を聞かせてくれて関心MAXな私の顔。

 

 

 

本当にいろんな話をお伺いすることができた。他のギターとの構造の違い、工夫、技術・・・・・。

 

 

その中でも特に、

製作者側の視点におけるギターへの想い

 

を聞くことができたのは、僕にとって衝撃的であった。

当たり前のことであるが、大量生産されてるギター以外は

みんな細部まできちんと職人が作っているのである。

 

 

ギターを作るって、とてつもない労力と

時間と莫大な知識と愛がないとできない。

 

ほんと、付喪神が憑くんじゃないかってくらいに1本と向き合わなきゃならない。

湿度や木の管理、木の知識、ギターの構造、塗装の知識や木の加工など多々ある技術や知識があって初めて1本ができる。

そうしてできた作品に、名前や価値、付加価値がついたものが私たち奏者に渡り、その奏者が弾く作品の音を、聞き手が聞くのである。

 

 

僕は奏者としてギターに関して全く無知に等しかったのをすごく恥ずべきだなと改めて思った。

 

ちょっと考えればわかることだけど、木目がその木材の年輪を表すことや、良質な素材の木が激減してること、使うことが許されてない木のこととか知らなかった。

 

 

 

ギターに使われてる板に存在する木目は換算するに何十年とか、下手したら100年以上の物とかが使われている。

そういった木は、もしかしたら奏者である僕たちが生まれる遥か前、もしかしたら百年くらい前に日本から離れた異国の地で頑張って地表から芽を出して、雨の日も風の日も晴れの日も、霧が濃い日もどんな日が来てもすくすくと逞しく育っていった歴史があるのだ。

 

そして長い月日をかけて成長した木を有り難く使って出来た作品が僕たち弾き手に渡り、その音が聞き手に届く。

 

 

とっても素敵なことだけど、その裏には作品を作れば作るほど年代物の貴重な木の素材がどんどん無くなっていき、次の年代物の素材が出来るまで、成長や乾きをじっと待たなければならない、というジレンマを内在しているのだ。。。

 

売る人も買う人も聞く人も、持ってるギターの『さらに向こう側』を感じる事で、今日自分の手に来てくれた作品をより一層感謝をしなくてはならんなぁと思うわけである。

 

 

こんな大切なことを知らないのはギターにとって、その作者にとって失礼である。

 

 

そして世界のいろんな製作者が日々考え涙ぐましい努力を惜しまず、思考を凝らして、その工程や技術を後世に伝えてきたものが今日に到るまでに楽器として存在し、

 

それは少しずつであるが日進月歩、進化して行き、今も続いてるんだなーと思うとなんとも言えない果てしない気持ちになった。

 

僕はギターを弾く側の人間であるが、ギターと向き合うときにそういう作者側の熱い想いを組める人間になりたいなと思った。今弾いてるギターも、きっとそう作られたのかなーなんて思うとさらに愛着が湧いてくる。

 

 

 

楽器屋さんに足を運び、無知なのに人から言われた情報を鵜呑みにして「このメーカーはこうだ」「これがあーでこーで」「音がどーであーで」と、内容の薄い上部だけの考えを持ちながらギターと接するのは改めるべきだなと思った。実際、木材についてやメーカーについてや作りについて熟知してるわけじゃないけど、『作品』としてギターを認知し、向き合う際は作り手の心も考えれる姿勢を持つのは大切だよねってこと。

 

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工房内

 

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木材に弦奏を当てて木の響き方を聞いてみた。

同じ種類の木でも個性があった。

 

 

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構造の違う響くギターと自分のギターとで、聞こえてくる音の違いを感じてみた。

 

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実際に聞いてみた。

 

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ギター製作者 小林 正児さん(右)

ぼく (真ん中)

弦奏JAPAN 取締役 香川 竜太さん(左)

 

 

今回工房見学をしたことで、ギターについての価値観や考えが改まったり、もっと大切にしていこうと思えたり、とてもいいきっかけになってよかった。

 

 

工房見学、オススメです。

 

 

小林さん、貴重なお時間ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

2つ・・・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弾いてないにの楽器から音が鳴る!?弦奏JAPAN製作、「弦奏」とは!?

 


先日、私の知人からの紹介でとある会社さんとのおつきあいが始まりました。

 

弦奏JAPAN

 

 

きっかけは知人からこんな動画が送られてきたことから始まった。

 

 

youtu.be

 

 

 

・・・?なんか変わったギターやな・・・

 

なにこれ!!!?

なんかギターについてる・・・

で、ギターから??音が・・・・・??

鳴って・・・る!!???

 

外したら・・・小さく鳴った・・・??

 

 

 

 

勉強は大の苦手であったが技術家庭科は大得意であった僕はひとりでに音が鳴るギターと、それに設置してある黒い物体、そして動画にもあったこの変わった風貌のギターに興味津々に食いつき、この板に設置してあるシロモノに出会うべく弦奏JAPANさんに友人とともにお邪魔したのであった。

 

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そしていざご対面。その時に撮ったやつ。

 

youtu.be

フラメンコギタリストなのでせっかくなのでフラメンコの曲を流してもらった。

 

 

 

おおすげえ、やっぱ鳴ってる!!!!!

 

 

この取り付けられてるものは「弦奏」というものらしく、音の振動が伝わるコマをギターのサドルの部分に当てることでギターに音が伝わり、ギターが「鳴る」ようである。

 

www.youtube.com取り付け方はこんな感じ。

他にもバイオリンやチェロ、琴、バンジョーウクレレとありとあらゆる楽器、さらにはピアノや蓄音機、設置できるものはなんでも付ける事ができるらしく、同じ音源でも楽器個体の性能により表現できる音や聞こえ方に違いがあり、いろんな楽器の違いが楽しめるというもの。

 

youtu.be

ちなみに響板はこんな感じ。

響板って、ピアノとかに使われてるものなんですね。初めて知りました。

 

 

設置できれば、例えばギターからチェロの音が流せたり、バイオリンからピアノの音を流す事だってできる。音は録音された音そのものであるが、振動が「どの楽器か」で聞こえ方が全く違ってすごく面白い。

 

バイオリンは高い音が鮮明に聞こえるし、チェロなどでっかいものは重低音が深く聞こえる。

 

 

なんか面白いぞ!!!!!!!

 

 

というわけで、弦奏JAPANさんの方々と話が弾み、この度弦奏JAPANさんの製品開発支援、レビュワーとしてお世話になることになりました。

 

 

具体的には、この「弦奏」のように弦楽器に設置して音を放つ媒体は初のものであり、これを「どう使っていけるか」「どんな可能性があるか」を考察、実験する役割を仰せつかった感じ。

 

このサイトにもあるが、後日自分で弾いた自分の音を自分のギターで弾いて実際に聞いてみるという演奏者への公開処刑wwwが行われたり、弦奏を使った新たな試み、楽器のアンチエイジングなど様々な事を考察させていただきました。いろんな使い方や効果が期待できそうなこの「弦奏」。

 

このブログを見てくれた方々にもぜひ一緒に考えて欲しいので、

 

実際に現物を見たい方、考えたい方、閃めいた方、欲しい方などいましたらぜひ僕までご一報くれると嬉しいです。

 

kaitoflamenco@gmail.com

 

 

弦奏を使った新たな試みについては後日また動画などを用意してブログにあげさせていただきます。

 

 

 

・・・・・・・・にしてもあのギター、すっごい響きが良かったな・・・

 

 

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試しに弾いたけどめっちゃすごい良い音。

このギターについてもまた後日。。。

 

群馬県 中之条『秋、酒蔵にて』フラメンコ演奏

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https://www.walkerplus.com/event/ar0310e325729/

 

 

この度、フラメンコをしている方からのお声かけでぼくは、群馬県は中之条というところで行われるイベント【秋、酒蔵にて】という、ステンドグラス、金工、木、木漆、皮などを扱う職人さん達の展示会にてフラメンコをして来ました。

 

 

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きれいなステンドグラス

 


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金工細工


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酒蔵の中にブースがずらり。


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面白い時計がありました

 

 

 

 

今年はよく遠方でフラメンコをする機会が多い年であり、静岡、群馬、千葉、長野など色んなところで演奏してきました。

 

 

今回素敵な機会を頂いたのですが、本当に

 

フラメンコやっててよかった。

 

 

っておもった。

 

 

 

習い始めた時は暗中模索、何が正解かわからないし覚えることが多いし、踊りと歌も覚えなきゃならんし、技術のクセがすごいし、もう本当に大変だった。

 

それを、『好きだから』っていう理由でずっと勉強してって、今日に至るのだ。

 

フラメンコって、初見でもなんとなく、合わせることができる文化だと思うのだけど、フラメンコを通じて本当に色んな人と出会うことが出来ている。

 

 

たとえば遠方で演奏をするとして、

 

 

その場にいるお客様

 

その場を取り仕切るイベンターさん

 

その場にいる音響さん

 

その機会をくれたアーティストの方々

 

ご一緒するアーティストの方々。

 

色んな話をしたり、出会ったり、絡んだり、経験したり。

 

 

こうした経験をできるのは、色んな人たちと出会うことができるのは、フラメンコをしていたお陰であり、めげずに勉強していったお陰で、素敵な経験ができている。ということを本当に心からシミジミおもうのだ。だからフラメンコやってて本当に良かったなーとおもった。

 

関係者の方々、本当にありがとうございました。

これからも精進して行きます。宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

質のいいパルマと質のいいコンパスについて

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乾燥する時期になって来ました。

うがい大切。

 

子供の頃からこのカバ君たちが何となく大好きでした。

【画像は題名とは関係ありません】

 

 

さて、最近はパルマに力を注いでいるぼくですが、今までパルマについて怠っていた面がありまして、これを機にパルマを習ってみようと思い最近はパルマ練習に励んでます。パルマって、手を叩く事を言うんですが、どうやらパルマって手を叩くだけではないらしい。

 

質のいいパルマと悪いパルマがあるらしい。

 

またコンパスも然り。

質のいいコンパスと悪いコンパスがあるらしい。

 

コンパスが凄くても打つパルマでヤル気阻害されるような事もあるらしく、また逆も言えるとの事で、最近それを痛感するようになっている。

 

過去を振り返ると、そー言えばそうだな!と思った事も多く、口々に有識者の『パルマは大切よね』という言葉の意味を痛感しているのであった。

 

 

本日パルマレッスンを習いに行くなーとリマインダ開いて確認してた際に思い出した小話をひとつ。

 

 

〜〜〜

 

最初に一ヶ月くらいヘレスに留学して、何もかも刺激がヤバイ日を過ごしていたある日。

 

午前中でレッスンが終わり暇を持て余したぼくは、風の噂で聞いた近くにあるバルでペーニャが行われてるらしいという情報を元に、ペーニャ見がてらお酒を飲もうと思い、赴く。

 

 

その時はちょうどお昼前。あんま人が居なかった。5人くらいしかいなかったんだけど現地のフラメンコ好きなおじさんたちがいて、机コンコンしながら歌ってた。(おお、なんか、テレビで見た感じで、机叩きながら歌うんだなこいつら…!)と感心しながらお酒を飲んでると、流れで声をかけられギター弾けってなっていき、恐れ多い感じで恐縮しながら渋々目の前でブレリアの伴奏を弾いたときです。

 

 

 

すんごい、ビタッと気持ちいい所にきて、今まで聞いた事ないくらいしっくりくるいいコンパス、尚且つ優しくてつい乗っちゃういい音のパルマを、その地元のおじさんたちがし始めたわけだ。

 

 

なんだこれ

 

 

 

と思ったわけです。

その後、ぼくを含めた6人(後で聞いた話によるとみんな地元の人じゃなくて1人フランス人、1人はマスター、残る3人は近所に住んでるとの話だった記憶)夕方になるまで中庭で椅子で円を作りながら夕暮れ時までずっと『タランタはこうやって弾くんだよ』『ブレリアの音はたくさん聞いて感じるしかねぇな』など、色んなことを教えてくれた。

 

 

何が言いたいかというと、今まで聞いたことも感じたこともない滅茶苦茶ビタッとくるコンパス、パルマの中で弾くと、

 

超気持ちいい。

 

 

ということである。

 

 

そして

 

 

 

すんごいよく弾ける。

 

ということである。

 

 

 

 

 

・いいコンパスとは?

 

 

→どうやら、フラメンコ的にグルーヴを感じるリズムのことらしく、最初にみんな『コンパス感』というものを目の当たりにして、独特なアクセントだったり捉え方に躓いたり苦労したりするはずである。

そしてこのフラメンコのコンパスというのが、どの音楽にも属さない特殊なグルーヴ感を内在するものであり、

メトロノームで練習しても習得することができない厄介なものなのである。【あくまで僕の考えですが、、、】

 

そして人によってアクセントの捉え方が違ったり半分にとってたりと、感じるに当たって色々な『個人差』があったりしてさらに厄介。

 

でも、共通して【気持ちいい】と感じるものは同じなのである。

 

なんとなーく、イメージ的に山を想像…

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この山の頂上に行くためには5つのルートがあって、それぞれA.B.C.D.Eとしよう。

どっから入ってもいいとして、

たどり着く頂上は同じなのである

【偉そうにごめんなさい。ぼくもまだまだ遭難中なんです。が、あくまできもちいと感じる場所の同じ感じを伝えたい】

 

 

 

 

 

 

いいパルマとは

 

 

 

どうやら手を叩けばいいというわけでなく、パリンと響く音であればいいという訳でもなく、とても一言では言えないけれど、『支えたり、押し出したり、包んだり、歩み寄ったり、抜いたり、』他にももっともっと意味を内在させる音をさせなくてはならないらしい。

 

ということに気づかされた。

 

 

たかが手拍子っていっても、これが楽器として武器として成立するには、かなりの年月が掛かるのは予想が容易い。

 

 

がんばってこー。。。

 

 

【最近はお風呂で練習してます。】