しろくまさんの日常

フラメンコギタリスト 北村海人のブログ

他ジャンルからのフラメンコへのアプローチ

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【ピアノフラメンコ部 てらみぶちょーから頂いた画像】

 

(最近よく秋田犬に似てると言われます)

 

 

画像は関係ないけど、最近はいろんなジャンルの方、いろんな楽器の方と接する機会が増えている。

 

ピアノ、ベース、ジャンベ

ジャンルについて言えばジプシージャズ、ラテンなどなど。

 

 

 

彼らはフラメンコに興味がありひょんなきっかけでぼくと繋がった方々ばかりなのだが、彼らと話をしてる中でふと思うことがある。

 

 

 

ぼく、いつフラメンコギターが弾けるようになったんだ??

(お前まだまだ弾けてねーじゃねーかよwwwという意見はおいおい受け付けます。)

 

 

どうやって練習してん?と聞かれた際に思ったのである。

 

確か大学の受験勉強が嫌で仕方なくて、家にあったギターを触ったのがきっかけだったはず。その頃はジプシーキングスが大好きで、あのカッチョいいルンバ奏法を工夫を凝らして習得していた時期であった。(いずれルンバ奏法特集なコラムを出そうかと思っています)

 

 

 

んで、スペイン人のクラシックギタリストに弟子入りして、その人からフラメンコにを紹介されたのが始まりであった。

 

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たしかこのCDを貰った気がする。

 

 

 

で、聴いて、

『なにこれ』

 

 

ってはじまって、ブレリアって?それあって?おいしいの?

 

から始まったのである。

 

話を戻すが、フラメンコギターを始めて7年、真剣に弟子入りしてから5年経とうかなという昨今、フラメンコギターをようやくまともに弾けたタイミングやきっかけがすごく不明確なのである。

 

だから、『どうやって勉強、練習したのー!?』

 

と言われた際

 

『なんかこう、あれでもないこれでもないってギターばしばしゴルペしたり、かき鳴らして練習しながら頑張ったんよねー』

 

としか言えず、具体的にどう練習してきたか言えない自分に腹が立ったのである。

 

 

でも先日沢山ギタリストが集う場でどのようにして今に至るかを聞いた際、大凡のギタリストさんが大体同じような道を通ってるなーと感じた。

 

 

 

・どうやって弾いてるかわからないけどCD擦り切れるほど聞いて練習した

 

・試行錯誤しながら頑張った

 

youtube擦り切れるほど見た

 

・ゴルペが変すぎてギターに爪跡すごいのこった!

 

...etc

 

 

みんな同じ道を通ってる!

 

 

 

 

そういう『探究心』てのが一番自分を育てるのかなーなんて思う反面、その当時試行錯誤していた自分は『どうやって弾くか明確な技術が知りたいよー!』と思って夜な夜なギターを弾いていたのだと思う。

 

 

スペイン人にクルシージョ受けた時もそうだけど、大体の弾き方はみんな一緒だけど、みんな癖があったり独特な技があったりすることがある。

 

彼らも誰かから習ったと同時に、探究心に駆られて夜な夜な練習してきたんだろうなーと思うことが多々あった。

 

正確な弾き方って、フラメンコギターって結構人それぞれだなって思うことがよくある。

 

だから、他のジャンル、他の楽器でのアプローチでフラメンコを探究する方々には、先人や周りの人がどう弾いてるかを研究すると同時に、どうぞ自分流の弾き方を編み出していただければと思うのである

 

(((どんだけ上から目線なんだお前はと急に思ったので記しておく)))

 

 

でもそれって大切だと思うのです。

 

 

もしもその楽器でやろうとしてるフラメンコが人類で最初にやってる人になったとしら、

 

もしもその楽器でフラメンコをやってる人が少ないのであれば、

 

 

 

開拓の余地はある

 

 

そう思うのです。

 

だってギターって、踊りと歌の歴史が何百年て続いた中で、いまから大体100年前にぱっと現れただけで、歴史的に言えばまだ浅いのだから。(聞いた話ですが、フラメンコギターが現れたのはフラメンコの歴史の中で割と最近らしいです。)