しろくまさんの日常

フラメンコギタリスト 北村海人のブログ

留学体験記③ 〜良い留学にするには?〜

前回、留学体験記②の方では、留学に行くタイミングなどについて記載しました。

 

留学体験記② 〜留学に行くタイミング〜 - しろくまさんの日常

 

 

留学体験記①はこちら

留学体験記① 〜留学に踏み出せない悩んでる色んな人達へ〜 - しろくまさんの日常

 

 

 

 

 

 

とまぁ、大して長く留学に行ってる訳じゃないのにどうしてこんな長くつらつら書いてるのかと言うと、

 

 

僕はフラメンコギタリストとして留学という道を選択したけど、

 

僕と同じくフラメンコで留学に悩んでる方や、その他色んな事を考えてる人

 

 

例えば料理

例えば語学

例えばものづくり

例えば格闘技

例えば絵

例えば文化

 

 

色んな事に興味をもって、『本場を知りたい!』と意気込んでいるけど、実際どう動いていいか分からない方々の助けに少しでもなれたらな、というお節介心からこの留学体験記を書くに至りました。

 

自分自身、すごく悩んでる時間が長くて勿体無い事してたな〜と思うフシがあるので、少しでも助けにならたら、これをいつの日か誰か読んでて、ちょこっとでも参考になってくれたのなら僕はこれ幸いと存じます。

 

また相談にも乗れたらいーなーと思ってるので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

kaitoflamenco@gmail.com

 

 

 

とまぁ、そんなかんじで今回は第③弾。

留学体験記③  〜良い留学にするには?〜という題名で書きました。

 

前回、僕の解釈ではありますが、良い留学にするためには、

 

 

 

  • 探究心、好奇心の強さ
  • 人との出会いや繋がり
  • あまり人と一緒に行動しない
  • 人の意見に左右されない
  • 直感を信じる
  • 無理をしない
  • 時間の使い方

 

 

を大切にする事で良い留学になるよ!

 

みたいな事を書きました。

今回はその詳しい説明です。

 


大切な事だと思ったので書きたいなと思いました。
 
一つずつさらっと解説できればと思います。
 
 
 
 

  •  探究心、好奇心の強さを大切にする

 
まず振り返って欲しいのは、
その物事がとっても好きで堪らなくて、もっと勉強したい!これってどうやるの?あれってなあに??
 
という、只々単純な、知りたいっていう【欲求】です。
 
これに勝るものは何もなく、好きこそ物の上手なれであると僕は思ってます。
 
知らない土地で知らない言語で不安かもしれませんが、日本人特有の尻込み体質や気恥ずかしさを今一度捨てて、その素敵な事をしてる人に問いかけてみることはとっても大切なことです。

 


ぼくは元々とってもシャイで自分からなんて動くことはあまりなかった。
 
気恥かしい気持ちは人一倍ある。
幼い頃近所の公園で行われるアンパンマン体操があり、親に連れてかれましたが、
 
・みんなと踊る
・踊るという事
・真ん中で輪になってみんなと踊る
・人とコミュニケーションを取る
 
ということにとても恥ずかしさを感じ、嫌だイヤだとダダをこねて物陰に隠れて、ずっと踊ってる子達を見て、本当はみんなと楽しみたい気持ちを抑えてるのに隠れていたような、本当にどうしようもないシャイな男である。
 
 
ちょっと話がズレたけど
ぼくは留学するにあたりフラメンコが好きで、フラメンコギターが上手くなりたくて、色んな音を聞きたくて、フラメンコに触れたくて、という無垢な知りたいという欲求を大切にしてきました。
 
 
ぼくはスペインに留学しに行った際どうやってきたかと言うと、その欲求を大切にして自分の中の恥じらいに臆する事なく、数々のアーティストの元にライブ後直接駆け寄り、直談判して目の前で
 
 
『教えて欲しい』
 
 
と教えを乞いてきました。
 
そして、彼等からしてみれば肌の色も目の色も顔つきも髪型も全く違う大柄な邦人男性であるぼくを、大変ありがたい事に快く彼等は受け入れてくれた。


その中で僕に教えてくれた数々の音は、ぼくの生涯の宝になるなって思います。
 

 


だからこの知りたいっていう欲求、探究心や好奇心は本当に大切にして、どんどん学びに行く姿勢になって欲しいと声を大きくしていいたい。
 
 
 じつはこの直談判。

 

すごくオススメです。

留学って学校入ってー、宿題やってー、

みたいなことを考えるかと思いますが、目の前にあるものに興味があった際に、その作り方や方法を学ぼうとする意欲を直談判というアクションに変換してあげるのです。

 

知らない料理

知らない音楽

知らない技

知らない文化

 

など色々あると思うけど、

 

 

『これってなに?』

 

 

という知識欲と

 

『教えてくれ!』

 

という直談判。

一か八かだけど、うまく直談判が成功したら学校行って宿題やって拘束されるよりめちゃくちゃ効率的です。

 

 

 

 


 

  • 人との出会いや繋がりを大切にする

ここでの人との出会いや繋がりというのは、日本人であるぼくらには経験した事がある人多いと思うけど、

 

『ほら!この人有名だから挨拶しておきな!!』
と年配の方とか知り合いに言われて挨拶しましたーっていう程度だったり
 
(((うわー、有名人だから挨拶しとこっと✨)))
という今後の自分に有利に関わるかなっていうあからさまな下心満載でゲスな気持ちで自ら赴くようなもの、
 
 
ではなく
 
 
 
自分の周りに自然にできた友人やその時に出会って意気投合した人で、

 

【これからも仲良くしていけたらいいな】

 

とか

 

【この人とはよく一緒になるなー】

 

と自然に思えるような人達です。
 
 
結構上記2つの下心に駆られた関係の例えはみなさん身に覚えがあるんじゃないでしょうか?
 
有名だから挨拶しなさいとか、一応挨拶しとくかーとか、おっ!有名な○○やんけ!挨拶したろ!
 
というような本当に薄っぺらい関係、

当人達からしてみれば

 

『お前誰だよ』
 

以外何もないですよね笑

 

 

 


並びに
 
メアド交換しとこー
FB交換しようよー
なんかあったらよろしくねー
 
くらいの希薄な人間関係は
 
その後の人生においてまず左右される事はない。(断言

 

本当に大切な人というのは、会ってなくても、おー!って昨日あったように話せる人だったり、側に居ることの多い、そういった人が自分の周りに残るな、とはおもわないだろうか?
 


ちょっと脱線したけど、留学するにあたり、そういった関係がとても良い留学に転じることがある。
 

 

 


たとえば、、、
ぼくの実体験を元に言うと
 
現地でとあるクラスを受講した際に一緒だった人と後日違うところでばったり会って声をかけたら友達になって、ご飯一緒に行くようになったり情報交換をしたり、
『一年後にまたこの地で会おう!』
 
と約束して一年後、その約束を果たし再会してハグしたり
 
 
 
現地で自分にレッスンしてくれてる先生が紹介してくれた方がすごく自分に良くしてくれて、その方の家族とすごく仲がよくなったとか、
 

 


同じ志を持つ方で日本で勢力的に活動されており、とある所で知り合いになった人が偶然にも地球の裏側であるスペインの同じ街にいて、同じライブを見に来てて、そのライブは指定席なのにまさか席が隣だったとか、そういうのが大切だったりします。
 
(実体験です)
 

 

 


留学においても日常生活においても、薄い関係を沢山というよりは、こういった数奇な仲を大切にする方が思い出に残る留学になると思います。
 
 
 
 
 
 

  • あまり人とべったり行動しないこと

これはすごく大切なことであるとおもう。
よく旅行する時にあると思うけど
 


『ひとりだと怖い〜』
『誰かがいればラク〜』


 
という、群れで行動したら楽かなーという考えが時に身を滅ぼすこともあります。
 
もちろんメリットもあります。楽しみを共有したり、滞在費が折半できたり、考えを述べたり、話し相手がいたりと明るい面もありますが、旅行に来て居るのではなく留学に来ています。という事を考えた際、日頃べったり一緒にいると行動に移せなかったりする事や、チャンスを逃す事になったり、最悪の場合
 
せっかく留学きてるのにやる気をなくす
 
という事にもなりかねません
 
そう行った意味で、多少お金がかかっても、1人でいる空間を確保する事はとても大切。
 
そう言う時は、自分がその土地にいく、その土地に来て勉強をすると言うことに使った、時間と金額の対価を考えてみよう。

 

 

  1. ここに来るまでに幾ら掛かった?
  2. 何日仕事休んだ?
  3. 何のために仕事辞めた?
  4. どんな人になんて言ってきた?
  5. 何しに自分はここに来た?

 


考える事は
たったこれだけです。
 
でも難しいもので、ストレスが溜まっている時はそんな事も考える事が出来なくなるのです。
 
 
自分は学びに来てる。
 
 
と言う事を念頭に置くことはとても大切である。
 
 
 
 

  • 人の意見に左右されない

これは上に書いた、
あまり人とべったり一緒にいない
という事に通ずる事、または続きになるのですが、他人というのは
 
自分にプラスに働きかける存在
 
自分にマイナスに働きかける存在
 
自分に何も働きかけない存在
 
のどれかに属すると思います。
 
 
何が言いたいかと言うと、せっかくお金と時間をかけて苦労して留学してきたのに、自分の気分を下げる行いをする人や自分が嫌な思いをするなと思う人と一緒にいてやる気が無くなるより、刺激があったり高めあったりできてやる気が湧く人と一緒に居るほうがいいよねって話。
 
私生活の中でも、留学をしてる時も、ぼく自身、自分の気分を下げる人とあまり一緒に居ないようにしてます。
 
 
より良い留学にするなら、そういった身の回りの人の取捨選択も時に必要になる事があるかもしれません。
 
 
 

  • 直感を信じる

普段と違う事をしてる時や非日常にいる時って、すごく気が張ってセンシティブになる気がしますが、そういった時の直感はわりと当たってたりする事が多い。
 
普段と違う道順で進んだり、違う所に行ったり、こっちがいいな、と思う事とか、いろんな事ですが、気が張っている時こそ考えて辛くならないで直感を信じてみるといいかもしれません。
 
 
 

  • 無理をしない

カラダが資本。
熱が出て動けなかったり無理をして身体を壊す事が、慣れない場所では多いです。ぼくも初めての留学の際、身体を休める事を怠り、慣れない土地でタダでさえストレスがかかるのに『今しか時間がない!』と思い込んで寝る間を惜しんで行動してた事があり、その結果、留学10日目に39.8度の熱を出しうんうん唸って結局2日くらい安静にしてた事があります。
 
若いから大丈夫だろー
という安直な考え、やめようと思いました。
身体を大切に。
ちゃんと寝て休みを取ろう。
 
 

  • 時間を大切にしよう

あくまで持論でありますが、時間の価値って長さだと思うんです。

 

例えば

 

30万使って1週間しかいれない人

 

 

200万使って1年いれる人

 

が居たとします。

 

その人達は金額と日数の違いもありますが、

 

帰るまでどう過ごすか

 

という事も違ってきます。

 

 

 

『まだ一年あるー』

『ええ、あと2日!??』

と思う違いのように、時間は有限でありその時間は

 

金で得たもの

 

であるという事を頭に置いておくと捗ります。

またこの

 

  • 時間を大切にする

 

という事ですが、これに派生して

『留学の長さ』

 

についてもお話ししたいです。

 

 

 

長くなったのでまた次回。