ここでは本番についてと、終わってからの感想。
先に言っちゃう。
人生で一番いい1日だった。
やって本当に良かった。
そしてすごく弾いてて気持ちよかった。
(本番前〜)
当日はリハーサルを経て本番なのだが、リハから本番まで6時間くらい空く。
長かった・・・・
カラオケにこもって練習してたけど、あんまり弾くと手が痛くなるので最終調整だけ。
もう本当に長かった・・・・笑
今回出るにあたり、目標として
1、超楽しむ
2、今の自分が好きな曲を弾く
3、スキルアップに勤しむ
4、不純な気持ちを持たない
を掲げていたのだが、掲げておいて本当に良かった。
純粋にフラメンコ好きだと思いながらひたむきに練習できたし、
ブレリアについてすごく理解を深めれたなーと思えた。
いつも新人公演を見て思うのだが、
ギター部門の時に限って、毎年マイクから拾う音がすごくか細く聞こえる印象があり、
なんかパンチが少ないような印象をいつも抱いていた。
聞こえずに伝わらないくらいなら近くに当てて届けたほうがいいなー、せっかく弾いてるのに眠られたら悲しいからガンガン行こう!と思い、リハの時のマイクテストで弾いたら、すごい響き渡った思い出。
(後で見てくれていた知り合いの方々から聞いた話では、煩すぎたとのことでしたが聞こえないよりはマシ・・・なはず。次は気をつけよう・・・。)
楽屋は和やかな感じだったが出演する方々は猛者ばかりな印象だった!
東大記念受験な感じだったので気持ちはラフでしたがみんなすごかった。
知り合いの方が多く話などもできた。(何を話したかはあんま覚えてない)
刻一刻と迫る本番を待っていた。
(本番〜)
自分の名前が呼ばれた時、すごいハレオ(掛け声)が
他方から聞こえてなんだか面白かった笑
緊張はすごくしたけど、今まで頑張って練習してきたし、
もう楽しまなきゃなあ!と思いフルスロットルで弾いた思い出。
弾いた瞬間、自分の音が対面しているはるか向こうの壁の凹凸の凹や凸の隅々にまで余すとこなく届いてるイメージが鮮明に脳に見えた。会場は1000人収容の大きさであるが、今までこんなすごいところで弾いたことはなかったので、
「こんな大きい舞台で弾くギターがこんなに気持ちいんだ!!!?」
とびっくりした。とんでもなく気持ちよかった。
ギターって、そんなマジマジ見られて弾く事なんてそんなに無いし、
踊りや歌の陰に隠れて弾いてることが多かったので、何百という耳が
自分に傾けられているあの状況は僕にとってはすごく異例だった。
もうとにかくめっちゃ楽しかった。
(終わってから)
ミスも多々あったけど、ミスも含めて今の自分が出せた。
そして今までで一番うまく弾けた実感があって震え上がった。
終わってから外に出て、ここに至るまでのあれこれを思い出して、
思わず大号泣した。色々あったなあ・・・と。
こうして僕のブレリアとともに過ごした夏は終了し、
夏にできなかったBBQやお祭りに行ってビールを飲んだり
という回収できなかったことを頑張って回収している毎日である。
悔やんでいることはクソ暑い中でかき氷を食べたりビールを
飲めなかったことである。
話は戻るが、1年に一回くらいは、1000人とは言わないけど、それなりに大きいホールで一本で弾く機会があってもいいなあと感じた。こなす現場としてはレストランやラウンジ、タブラオやお祭りなど、15人規模〜100人規模くらいが多いが、大人数の目に触れる機会はとても重要だなと思った。
あの気持ち良さを体験した後、「大きいホールで演奏をできるようになりたいなあ」と、何を勘違いをしたかわからないけどそう夢見るようにもなった。
また大勢のプロの講評を頂戴できるのはとてもいいなあとも思った。
20代前半の時はいろんな人に「もっとこうしたほうがいいよ」「君のこれがダメなんだ」というようなアドバイスをもらえたのだが、最近アドバイスをもらう機会が少なくなった感じがしていたので、自分がこれでいいのかなあ?と悩むことが多かったが、この新人公演を経て大勢のプロの方々に意見をもらえるのはすごくありがたいと感じた。
とまあこんな備忘録でした。
長々お付き合い戴きました方がいらっしゃれば、有難うございます!
来年何弾こうかな。。。