しろくまさんの日常

フラメンコギタリスト 北村海人のブログ

桜が舞う頃にいつも思うこと

いやぁ、桜が綺麗ですねぇ

(ブログ1年以上ほったらかしにして何言ってんだよ)

 

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最近ちょこちょこ聞くのが

 

 

 

『ブログ見てますよ!』

 

 

 

とか

 

 

『なかなか更新しないですねw』

 

 

 

 

みたいなお声を頂きます。

 

 

いやあもうありがてえよホント

 

 

ぼくの気の向いた時しか書かないブログを見てくれる人口がこの世にちらほらいる事がもう奇跡だよね、、、、、、

 

いやもうマジで1年以上すいません

(今も見てくれてる人いるかは分からん)

 

 

いまアクセス解析見てきたら2〜3日にいっぺんアクセス数がピョコって上がってるんですが見てくれてありがとうな

 

 

 

 

 

で、何を思って書いてるかというと、

 

4月になり企業が新年度を迎えて、街にカシッとした着慣れてないリクルートスーツを着た若者が溢れかえるこの季節、過去に僕もカタギとして新入社員として某スーパーに入社していた時期がありましてね。この季節になるとその頃のことをよく思い出すんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マジでクソ辛かったなって思い出を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学に進学して写真や音楽や広告とかに興味が湧いて

広報とか販促の仕事がしたいなあ…なんて漠然と考えていた当時、

 

 

 

 

髪の毛が赤だったり金色だったりV系なファッションだったりする友人たちが

みるみる黒に染まり就活ゼミみたいな外部ゼミやセミナー講師が大学に進入してきてた。

就活シーズン到来です。

 

 

 

 

 

 

当時外部講師やセミナー講師に言われて今も覚えてるのが

 

 

 

 

 

『就活は結婚と同じなんです。結婚する人はちゃんとしてる人の方がいいでしょ?離婚したくないでしょ?』

 

 

 

とか

 

 

 

『内定出ないやつは社会のレールから外れるんです!』

 

 

 

 

 

 

みたいなことを外部講師とかキャリアセンターの人とかに言われていたけど

 

 

 

 

 

いや全然そんなことねえよ?

離職(離婚)してる奴ゴマンといるし

内定でなくても社会のレールから外れねえからな?

むしろレールから外れたあたおかも含めて

社会が成り立ってるんだぜ!

 

 

 

 

 

と、今の僕ならいえる。

 

かくいう僕も今では立派に社会のレールから外れているあたおかです。

(ちゃんと確定申告してるし年金も払ってますが勤めてはいません)

 

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話飛んだけど僕は20〜30社くらい就活をして、そのうち内定をいただいた場所が2社。その中の某スーパーマーケットに就職をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まあスーパーなんで広報の仕事って訳も行かず、中の人からも

「中を知ってから広報に行くといいよ^ ^」

って言われたので、【社員が圧倒的に足らないから現場よろしくの意味】

精肉🍖鮮魚🐟青果🥦デリカ(?)🍛の中から

 

 

 

 

青果🥦を選んで配属が決まった。

(野菜とか扱う部門ね。八百屋みたいなかんじ)

 

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同期の人たちとも仲良くなれたしいい人ばっかで毎日楽しく研修も一通り終えて

配属決まってスーパーで働くわけです。

 

 

 

 

 

まあああああああそれが辛かった

 

 

※ちゃんと働く前とか就活の時に調べなかったあたしもわるいんだけどね

 

 

 

 

4:30起床

5:00出発

5:30〜6:00出勤

12:00休憩

19:00退勤

 

 

 

 

みたいなかんじで、

業務内容は箱で何十箱もてんこ盛りに運ばれてきた野菜たちの袋詰めとか品出しとかを

 

 

ただひたすら何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も何時間も毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日やるかんじ。

 

 

 

 

 

単純作業と終わらない業務に追われて熱出した時もあった。

 

 

 

 

 

 

でも最初配属された場所はすごいいい人に恵まれてて比較的楽しくできた。

4〜6月の間だったけど、今でも当時の人たちには感謝してる。元気してるかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局その後配属された店舗で人間関係が全くうまくいかず

さらに業務もハードになりご飯も食べれず体重も1ヶ月で10キロ痩せて

精神も体も壊れて6ヶ月もいかずにやめてしまったのですが、

 

 

 

 

その当時強く『好きなことをやって生きていきたい』

と思った原動力が今の僕を作ってるのかなとも思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏の炎天下の中で玉ねぎを袋詰めをしていると

 

客として入ってきた若者たちが、これからBBQするのでしょう。

 

僕の袋詰めした玉ねぎを1袋手に取り、男女キャッキャしながら

 

食材を選んでいるのが目に入った。

 

 

 

 

 

 

僕が毎朝4:30に起きて

朝から心と体を壊しながら袋詰めした玉ねぎです。

 

 

 

 

 

 

空は残酷なくらい青く澄んでて綺麗で

 

夏の日差しが視界を暗くさせてくる

 

世間は夏で盛り上がってる中で

 

僕は毎日心を殺して仕事をしてる。

 

 

 

 

 

 

 

そんとき思ったんですね。

 

 

 

 

 

 

『俺何してるんだろう?』って。

 

 

 

 

 

 

 

 

大学の頃僕はギターと写真が大好きで熱心に打ち込んでいた。

こんなにまでして心も体も壊して人間関係上手くいかなくて

親に高い教育費を払ってもらってこのザマかよと。

 

 

 

 

 

 

大学では就活で内定できない人は人権無いみたいな感じで言われて、

 

やめたらこの先どうするとかそんなのも分からなくて

 

分からないこともわからなくて

 

ただ目の前にあるじゃがいもや玉ねぎを

 

指先についた泥が洗っても落ちないくらいの量を袋詰めして

 

 

 

 

あーこのザマかと思った時に

 

 

 

『もう死にたい』

『好きなことをして死にたい』

『俺の人生でやり残したことってなんだろう?』

 

 

 

って考えた先に出てきた答えが

 

 

 

『フラメンコギターを弾けるようになりたいなあ』

だったんです。

 

 

 

 

 

あまり思い出したくも無い過去ですが、その時の決意があっていまがあるので、あの経験は僕に必要な人生経験だったんだなって、最近ようやく納得できるようになりました。

 

 

 

 

 

新社会人応援してます。

死にたくなったら

フラメンコギター始めるといいよ。

(極論)