しろくまさんの日常

フラメンコギタリスト 北村海人のブログ

スペインに1週間行ったギター生徒が爆裂上手くなって帰ってきた話

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初めて食べた二郎系

 

 

野菜マシマシってすごいのね。

 

 

ほぼもやしだけど笑

 

 

 

 

 

 

大変恐縮ながらギターレッスンなるものをしているのですが

 

 

私の生徒さんで1週間、スペインはヘレスに留学兼旅行しに行く

 

 

とある生徒さんがおりました。

 

 

 

 

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ぼくもかつて行きました。

 

 

 

 

 

いいなあああああああああ

 

 

 

ってすごい思った。

 

ワシも行きたい!!!

 

 

 

 

 

旅路のいい情報になればと、あそこがどーだとか先生はこーだとか、

出国前にいろんな情報を生徒さんにシェアして、彼はスペインへ旅立ちました。

 

 

 

 

 

 

帰国後・・・・・

 

 

 

 

レッスンがあり、久々にお会いして、旅の話や思い出を聞いたり、

しました。

 

 

 

そこで、

 

 

 

「どんなこと習ってきたか聞かせてー!」

 

 

 

と頼んだら渋々承諾してくれて、少し弾いてくれました笑

 

 

 

彼が弾き始めた時

 

 

 

びっくりしました。

 

彼のギターの音に、

Sabor(匂い、味)があるんです。

 

 

 

彼はbuleria de jerezの伝統的なファルセータを弾き始めたのですが

 

 

 

 

 

一音一音に、今までとは全く違う

趣、匂い、風味がそこに内在していました。

 

 

 

ここはヘレスなのかと、

 

あの場所で聞いた音だ、確かにそうだ。

 

そう思いました。

 

 

 

 

たった1週間、たった1週間の経験です。

これはぼくの勝手な憶測ですが、きっといろんなライブや音、本物のフラメンコを聴いて、

いい経験をいっぱいしてきたんだなーと、勝手ながら思います。

 

 

人ってこんなにも変わるんだ

 

 

そう思いました。

 

 

つい、

 

 

「あれ!?ギター変えた!?音全然違くね!?」

 

「すっごいイイ!!!もっと弾いて!!!」

 

 

なんて言ってしまい、生徒さんはタジタジしておりましたが、、、笑

 

 

 

 

何が言いたいかというと

 

 

 

 

やっぱ経験って大事。

 

 

 

 

どんな音を聴いたか

 

どんなフラメンコを食べたか

 

どんな経験したか。

 

 

 

これに尽きるんだなーって思いました。

 

 

つい先日、

「フラメンコの音について」

 

 

http://kaitoflamenco.hatenablog.com/entry/2020/02/28/144534

 

 

という記事を書きましたが、

この記事に書いた、

 

 

人生経験

 

 

に勝るモノはないんだなーという確証が得れました。

 

 

 

 

 

 

その日のレッスンが終わり、

 

最近ずっとモロンのブレリアを練習してたけど、

久々に自分もヘレスのブレリア弾きたいなーと思って弾いたら

 

 

あれ、どこだ。

ぼくのSaborは

どこに行ってしまったのだ。

 

ということが起こりました。。。

風味は薄れるのですね、、、

自覚はありました。

 

かれこれ2年くらい行ってないので、そろそろ充電しに行きたいモノです。