ヘレスに有名なタブラオがある
guarida del angel というところだ
とある日、何も予定がなかったのでふらっと立ち寄ることにした。
フェスティバルの期間中は有名な方々がそこで毎日ライブをしているのだが、「行きゃ誰かいるだろう」そんな感じでふらっと行ったのである。
チケットを買い、中に入ると、人が20人くらいしかおらず、閑散としていた。
舞台には10代くらいと思わしき若いギタリストと、優しそうなおじさん歌い手のふたりが椅子に座っていて、カンテライブみたいな感じであった。
何となく席に座り、何となくずっと聞いていたのだが、結論から言うとなんとなく、場の空気が暖かく、ほっこりするいいライブであった。
多分プチライブみたいな感じだったんだろうな。
関係者や親族みたいな方々がいて、ギターの男の子はたどたどしく一生懸命弾いていて、歌い手のおじさんはそれに歩幅を合わせて歌っていく。
(たどたどしくギターを弾いていたとか言ってるけど、普通に上手いし、でも若手みたいな感じ。)
こういう有名なタブラオでやることはとっても緊張することだと思うし、人に見られて演奏するのもとても緊張すると思う。
そういう所から、彼はどんどん経験していって、どんどん上手くなってくんだろうなー、みたいな、彼の歴史の途中経過を見てるような感じがして、結果的にいいライブだった。
おれもがんばろっておもった。