しろくまさんの日常

フラメンコギタリスト 北村海人のブログ

留学体験記④ 〜留学する長さとメリット、デメリット〜

 

前回はいい留学にするには?

ということをつらつらまとめてみました。

 

http://kaitoflamenco.hatenablog.com/entry/2018/05/02/160956

 

 

その他①.②.③はこちら

 

http://kaitoflamenco.hatenablog.com/entry/2018/05/01/171546

 

http://kaitoflamenco.hatenablog.com/entry/2018/05/01/233206

 

http://kaitoflamenco.hatenablog.com/entry/2018/05/02/160956

 

 

 

今回はそんな留学について、

 

『どれくらい行ったらいいのかなぁ?』

 

という疑問について考えていきたいと思います。

 

 

 

 

留学体験記①でも書いたけど、留学の長さについては十人十色で、1週間の人もいれば10年とかそれ以上の人もいます。

 

 

それぞれメリット、デメリットを挙げていけたらと思います。

 

 

  • 1週間〜3ヶ月の場合

3ヶ月って、基本的に日本から国外行った時にビザとか申告なしでいることが出来る期間。(国によって違うかもしれないから、自分が行きたい国は最長どれくらいいれるか調べてみよう!)

(ぼくは1ヶ月くらいの長さを選んで留学してたのですが、その中で思ったことを書きます。)

 

 

メリット

  • お金がかからない
  • その土地の感じがわかる(物価とか道とか
  • 自分がそこに留学した際のビジョンが明確になる
  • わりと短いスパンですぐ帰ってこれるから、例えば辛くて仕方なくてもわりとゴールが近い
  • ご飯がうまい(なんか新鮮)
  • ちょっと観光気分も味わえる

...etc

 

 

デメリット

  • 楽しかった場合短く感じてしまうかも
  • ようやく慣れた時に帰るから物足りない感じがある
  • 日本食が恋しくなる(2週間目以降
  • 滞在が少ないぶん、チャンスに巡り合う日が少なくなる
  • 時間に余裕がない
  • 毎日が目まぐるしい
  • すぐ終わる(1週間)

...etc

 

 

だいたいこんな感じ。ぼくの実体験だけど、

 

日本食恋しくなるよね。

 

最初の13日はすごくいいのよ。なんか新鮮だし刺激的だし。

14日以降になると、味噌汁飲みたくなる。あと日本の米とかようするにトラディショナルな日本食ね。これは離れてみないと体感できないし、『そんな事なかったよー』っていう人もいるから人それぞれだけども。

 

あと時間に余力ないから、わりとすぐ帰る事になる。日本で普段生活してるよりかなり早く月日が経つから、1ヶ月とかほんとあっとゆーま。

 

 

1週間〜3ヶ月くらいが1番自分が楽しくいれて、そこそこの心残りも残って、『また行きたいなー』って思える長さだとおもうからぼくは1ヶ月〜2ヶ月、3ヶ月がオススメだとおもう。

 

 

 

  • 〜半年以上(10年以上含む)の場合

上記の3ヶ月以上ですと、長期滞在する為の手続きや、その形態によって就労や就学が必要になります。ぼくはそんなに長く行った事は無いですが、色んな方々の意見を聞いてみたり、見たりした際の見解はこちら。

 

メリット

  • 時間にわりと余力がある
  • その土地にかなり慣れる
  • その土地の友達ができ始める
  • 顔なじみが増える
  • 交友関係がとっても広がる
  • 色んなところに行ける

 

 

デメリット

  • 日本食がかなり恋しくなる
  • 金がめっちゃかかる
  • 自分の携わる集団や社会的仕組みの闇とかがわかる
  • 中だるみ半端ない
  • よく考えたら無駄だったなーっていう日が多くなる
  • 学校たいへん

...etc

 

 

こんな感じだろうか。

 

長期の滞在になると、食費や生活費、アパートの家賃とか必要なとこは電気代ガス代、交通費そしてレッスン代。

長くいればいるほど掛かるから要注意。

多少お金がかかっても、自分が生活するのにストレスがないところに住んだ方がいい。

 

 

そこそこ長くいると、友達とか知り合いが多くなって、新しい集団にも溶け込めたりコミュニケーションがとれる人が増えたりで、社会生活に順応してくる。

で、そこそこ時間に余力あるから、ちょっと遠出してみたり違うことしたりもできる。

 

けどその反面、留学してるとはいえ24時間ずっとその勉強をしてる訳じゃないし、休みの日とかもある。で、ここからがデメリット。

 

その生活に慣れてつまんなくなる

 

好きこそものの上手なれだけど、ずーっとやってたらノイローゼになるからそこそこ休む。それはわかるけど、

 

あー、今日なんもしなくてもいーかなー』

 

みたいな悪魔の囁きがあったりして、

 

学校とかなければ周りにお尻叩いてくれる人も居ないし、1人で生活してる訳だから

 

自立心がないと堕落します

 

 

ぼくは実際、3週間くらい滞在した頃から生活に慣れてきて、

 

後半ダラけました

 

 

後半はずっとメルカドとか行って新鮮な食材探して美味しいご飯を作るだけの毎日を過ごしてて

 

そんなにギターやらなかった

 

ギターも勿論弾きまくったからすんごい上手くなったけど、3週間以降で

 

料理スキルすごい上がったよね

 

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照り焼きチキン

 

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炊飯器ないけど米食いたいから

鍋でご飯炊くんだ。

炊飯器よりうまいのな米って。

だんだん炊き方が上手くなってきてさ

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チャーハンつくったよね

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トマト缶買ってきて野菜グツグツ煮込んだソース作って、豚肉は白ワインとバジルで臭みをとってソテー。

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トマト缶があまったから今度はチキン煮込み

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野菜がでかくて毎回メルカドたのしすぎる

 

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生ハム最高

 

 

で、『おまえ留学してんだろー!』っていうのを帰国して反省した。

 

 

でも、ぼくは料理に打ち込めてよかった。

 

 

 

 

 

なんにも興味なくて、やる事もなくて、異国にひとりぼっちだったら、1日何もしないで終わる最悪な結末になる。

 

 

ここに長期のデメリットの真髄がある。

 

 

人間って楽する生き物だから、何もしない日が多くならないようにするのが難しい。

 

だいたい3週間くらいで慣れたとして、朝早く起きて学校いって勉強して、飯食って午後帰って宿題して、、、、、

 

 

ルーティン化すると

ダラける。

 

 

 

から、長期で行く際は何かに属する(学校とかサークルとか)ことはとても重要で、その他にもう1つ何か見つけておくことをお勧めします。

 

 

 

 

結局長いのと短いのどっちがいいの?

 

 

留学するにあたり、とても重要なことが2つあるとおもう。

 

【時間】と【経験】である。

 

何年も留学しててあんまり上手くない人もいればちょこっとしか留学してないのにスンゲェ奴もいる。

 

まずは【時間】。

 

これは

『どれくらい打ち込んだか』

というのが密接に関わってくる。

これは費やした時間がモノを言う。

留学に行っても行ってなくても、費やした時間に比例して上手くなって行く。

 

そして【経験】。

 

費やした時間による超絶な技術だけでは昇華できないことがあり、これが【経験】によるものである。

 

たとえば、、、

音楽とかだったら、そんなに難しいことしてないのに、なんか心に来るものがあるよなーっていうアーティストとかだろうか。

超絶技巧とかじゃないのになんで、、?

 

という事があるけど、たとえばその人は人間的に沢山の色んな経験をして来た【燻し銀】みたいなのが音に出てたりする。

 

フラメンコギターを18時間ずっと弾きっぱなしで我武者羅に精神と時の部屋に入ったみたいに練習するのもいいけど、

 

息抜きして散歩して馬車が目の前を通って、『ああ、異国情緒があるなぁ』とおもって歩いたら馬糞踏んだり、

 

風で帽子が飛んで看板に引っかかって困ってる人助けたり、

 

よく行くバルでみかけるおばさんと話しして仲良くなってビール奢りあったり、

 

傘忘れた日に限って土砂降りになってバルに雨宿りさせてもらったり、

 

言葉が分からなくて伝わらなくて散々苦労したり、

 

 

(バスに飛び乗ったはいいけど、本当にこのバスは目的地に着くのか?)

と不安に駆られ泣きそうになりながら目的地点に無事にたどり着いて安堵したり、

 

 

バスが来るまで2時間くらい時間があって、バスを待つ広場みたいなとこでギター練習したり、

 

そういう、自分がそこにいるから出来る経験がちょっとだけ役に立ったりっていう事がある。

 

 

だから、留学は長さじゃなくてであって、長く行ったから偉いとかは無くて、

 

自分が何を経験して

 

自分が何が出来るようになって

 

自分が何を感じて

 

どう過ごしたか

 

というのが全てであるとぼくは思います。

もちろん、ずっと長くいれて毎日が素敵だったらそれは最高だよねー。

 

 

 

 

 

とまぁ、ここまで偉そうに①〜④までつらつら書きましたが、次回で最後。

 

次回は

留学に必要なもの

 

を、書きたいと思います。

 

 

ではまた。

 

 

立川フラメンコに出てきましたー

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今回一緒に出演する人たち

 

立川駅南口で毎年一回行われる、立川フラメンコ。今回は知り合いのツテで長年の夢であった出演をする事ができましたー!

 

去年初めて見に行ったけど、なんかすごい。

 

めっちゃ人がたくさんいるし、南口一体がフラメンコ。

大通りで大勢の方々によるセビジャーナスタイムがあったり、なんかもうほんとお祭りって感じ。

 

とっても素敵なイベントだなーと思いました。

 

 

自分は東京は中野出身なのだが、中野でもそんなことできたらいーのになーと漠然と考えており、そんな中とある関係者から立川フラメンコの成り立ちについてもお聞きする事ができた。

 

元々同好会的なものが存在してたらしく、そのくくりが大きくなり、商店会や広いスペースのあるところを巻き込んで徐々に広がって行ったのが

『立川フラメンコ』

なのだとか。

 

ふむふむなるほど。

かれこれ15年の歴史があるイベントらしいのだが、今はイベントをやるにあたって骨組みや土台がちゃんとしてるからなんかすごく見えるけど、元々は小さいイベントとかだったんだなーという事がわかった。

 

新参者のぼくなんかは

『なんかイベントを企画するプロとかが集団でいて、それで仕事がみんなできてイベントとして成り立ってるのかなー』

 

とか考えてたけど、毎月ミーティングがあったり、反省点や改善点、人の声や反響などたくさんの事をディスカッションして毎年良くなった『立川フラメンコ』がそこにはあるんですね。

 

小さな集まりがだんだんおおきくなる、なんか素晴らしい。

 

 

ぼくはフラメンコに携わるにあたり、スカした顔してカッコつけて黒い服着てキザに弾いてっていうのではなく

 

(元来そんなキャラじゃ無いから出来ませんが憧れではある)

 

フラメンコを知ってる人がもっともっと増えたらいいなと思いながら活動するようにしてる。

フラメンコに出会えたお陰で人生がとっても楽しくなったし、色んな人と出会えるし、素敵な文化だし興味深い歴史があるし。

 

だからそんな素敵な文化をもっと知らない人が知れるチャンスをどんどん作って、触れてみてほしい、そしてすきになってくれたらもう万歳。

 

まだまだ勉強中ではあるが、いつかそんな事ができるプレイヤーになれたらいいなと思っています。

 

 

だからこの、立川フラメンコはとっても興味があるのです。

 

 

ぼくが死ぬまでに、例えば高校とか大学の音楽サークルとか同好会とかで、

 

『このトマティートのアレグリ、どうやって弾いてんの?』

 

とか

 

『この部分すげーよなー!』

 

 

とか、

 

 

『足が打てないよなー!』

 

 

みたいにもっと敷居が低くなって興味がわりと湧きやすい存在になれたらいいなと思うばかりである。

留学体験記③ 〜良い留学にするには?〜

前回、留学体験記②の方では、留学に行くタイミングなどについて記載しました。

 

留学体験記② 〜留学に行くタイミング〜 - しろくまさんの日常

 

 

留学体験記①はこちら

留学体験記① 〜留学に踏み出せない悩んでる色んな人達へ〜 - しろくまさんの日常

 

 

 

 

 

 

とまぁ、大して長く留学に行ってる訳じゃないのにどうしてこんな長くつらつら書いてるのかと言うと、

 

 

僕はフラメンコギタリストとして留学という道を選択したけど、

 

僕と同じくフラメンコで留学に悩んでる方や、その他色んな事を考えてる人

 

 

例えば料理

例えば語学

例えばものづくり

例えば格闘技

例えば絵

例えば文化

 

 

色んな事に興味をもって、『本場を知りたい!』と意気込んでいるけど、実際どう動いていいか分からない方々の助けに少しでもなれたらな、というお節介心からこの留学体験記を書くに至りました。

 

自分自身、すごく悩んでる時間が長くて勿体無い事してたな〜と思うフシがあるので、少しでも助けにならたら、これをいつの日か誰か読んでて、ちょこっとでも参考になってくれたのなら僕はこれ幸いと存じます。

 

また相談にも乗れたらいーなーと思ってるので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

kaitoflamenco@gmail.com

 

 

 

とまぁ、そんなかんじで今回は第③弾。

留学体験記③  〜良い留学にするには?〜という題名で書きました。

 

前回、僕の解釈ではありますが、良い留学にするためには、

 

 

 

  • 探究心、好奇心の強さ
  • 人との出会いや繋がり
  • あまり人と一緒に行動しない
  • 人の意見に左右されない
  • 直感を信じる
  • 無理をしない
  • 時間の使い方

 

 

を大切にする事で良い留学になるよ!

 

みたいな事を書きました。

今回はその詳しい説明です。

 


大切な事だと思ったので書きたいなと思いました。
 
一つずつさらっと解説できればと思います。
 
 
 
 

  •  探究心、好奇心の強さを大切にする

 
まず振り返って欲しいのは、
その物事がとっても好きで堪らなくて、もっと勉強したい!これってどうやるの?あれってなあに??
 
という、只々単純な、知りたいっていう【欲求】です。
 
これに勝るものは何もなく、好きこそ物の上手なれであると僕は思ってます。
 
知らない土地で知らない言語で不安かもしれませんが、日本人特有の尻込み体質や気恥ずかしさを今一度捨てて、その素敵な事をしてる人に問いかけてみることはとっても大切なことです。

 


ぼくは元々とってもシャイで自分からなんて動くことはあまりなかった。
 
気恥かしい気持ちは人一倍ある。
幼い頃近所の公園で行われるアンパンマン体操があり、親に連れてかれましたが、
 
・みんなと踊る
・踊るという事
・真ん中で輪になってみんなと踊る
・人とコミュニケーションを取る
 
ということにとても恥ずかしさを感じ、嫌だイヤだとダダをこねて物陰に隠れて、ずっと踊ってる子達を見て、本当はみんなと楽しみたい気持ちを抑えてるのに隠れていたような、本当にどうしようもないシャイな男である。
 
 
ちょっと話がズレたけど
ぼくは留学するにあたりフラメンコが好きで、フラメンコギターが上手くなりたくて、色んな音を聞きたくて、フラメンコに触れたくて、という無垢な知りたいという欲求を大切にしてきました。
 
 
ぼくはスペインに留学しに行った際どうやってきたかと言うと、その欲求を大切にして自分の中の恥じらいに臆する事なく、数々のアーティストの元にライブ後直接駆け寄り、直談判して目の前で
 
 
『教えて欲しい』
 
 
と教えを乞いてきました。
 
そして、彼等からしてみれば肌の色も目の色も顔つきも髪型も全く違う大柄な邦人男性であるぼくを、大変ありがたい事に快く彼等は受け入れてくれた。


その中で僕に教えてくれた数々の音は、ぼくの生涯の宝になるなって思います。
 

 


だからこの知りたいっていう欲求、探究心や好奇心は本当に大切にして、どんどん学びに行く姿勢になって欲しいと声を大きくしていいたい。
 
 
 じつはこの直談判。

 

すごくオススメです。

留学って学校入ってー、宿題やってー、

みたいなことを考えるかと思いますが、目の前にあるものに興味があった際に、その作り方や方法を学ぼうとする意欲を直談判というアクションに変換してあげるのです。

 

知らない料理

知らない音楽

知らない技

知らない文化

 

など色々あると思うけど、

 

 

『これってなに?』

 

 

という知識欲と

 

『教えてくれ!』

 

という直談判。

一か八かだけど、うまく直談判が成功したら学校行って宿題やって拘束されるよりめちゃくちゃ効率的です。

 

 

 

 


 

  • 人との出会いや繋がりを大切にする

ここでの人との出会いや繋がりというのは、日本人であるぼくらには経験した事がある人多いと思うけど、

 

『ほら!この人有名だから挨拶しておきな!!』
と年配の方とか知り合いに言われて挨拶しましたーっていう程度だったり
 
(((うわー、有名人だから挨拶しとこっと✨)))
という今後の自分に有利に関わるかなっていうあからさまな下心満載でゲスな気持ちで自ら赴くようなもの、
 
 
ではなく
 
 
 
自分の周りに自然にできた友人やその時に出会って意気投合した人で、

 

【これからも仲良くしていけたらいいな】

 

とか

 

【この人とはよく一緒になるなー】

 

と自然に思えるような人達です。
 
 
結構上記2つの下心に駆られた関係の例えはみなさん身に覚えがあるんじゃないでしょうか?
 
有名だから挨拶しなさいとか、一応挨拶しとくかーとか、おっ!有名な○○やんけ!挨拶したろ!
 
というような本当に薄っぺらい関係、

当人達からしてみれば

 

『お前誰だよ』
 

以外何もないですよね笑

 

 

 


並びに
 
メアド交換しとこー
FB交換しようよー
なんかあったらよろしくねー
 
くらいの希薄な人間関係は
 
その後の人生においてまず左右される事はない。(断言

 

本当に大切な人というのは、会ってなくても、おー!って昨日あったように話せる人だったり、側に居ることの多い、そういった人が自分の周りに残るな、とはおもわないだろうか?
 


ちょっと脱線したけど、留学するにあたり、そういった関係がとても良い留学に転じることがある。
 

 

 


たとえば、、、
ぼくの実体験を元に言うと
 
現地でとあるクラスを受講した際に一緒だった人と後日違うところでばったり会って声をかけたら友達になって、ご飯一緒に行くようになったり情報交換をしたり、
『一年後にまたこの地で会おう!』
 
と約束して一年後、その約束を果たし再会してハグしたり
 
 
 
現地で自分にレッスンしてくれてる先生が紹介してくれた方がすごく自分に良くしてくれて、その方の家族とすごく仲がよくなったとか、
 

 


同じ志を持つ方で日本で勢力的に活動されており、とある所で知り合いになった人が偶然にも地球の裏側であるスペインの同じ街にいて、同じライブを見に来てて、そのライブは指定席なのにまさか席が隣だったとか、そういうのが大切だったりします。
 
(実体験です)
 

 

 


留学においても日常生活においても、薄い関係を沢山というよりは、こういった数奇な仲を大切にする方が思い出に残る留学になると思います。
 
 
 
 
 
 

  • あまり人とべったり行動しないこと

これはすごく大切なことであるとおもう。
よく旅行する時にあると思うけど
 


『ひとりだと怖い〜』
『誰かがいればラク〜』


 
という、群れで行動したら楽かなーという考えが時に身を滅ぼすこともあります。
 
もちろんメリットもあります。楽しみを共有したり、滞在費が折半できたり、考えを述べたり、話し相手がいたりと明るい面もありますが、旅行に来て居るのではなく留学に来ています。という事を考えた際、日頃べったり一緒にいると行動に移せなかったりする事や、チャンスを逃す事になったり、最悪の場合
 
せっかく留学きてるのにやる気をなくす
 
という事にもなりかねません
 
そう行った意味で、多少お金がかかっても、1人でいる空間を確保する事はとても大切。
 
そう言う時は、自分がその土地にいく、その土地に来て勉強をすると言うことに使った、時間と金額の対価を考えてみよう。

 

 

  1. ここに来るまでに幾ら掛かった?
  2. 何日仕事休んだ?
  3. 何のために仕事辞めた?
  4. どんな人になんて言ってきた?
  5. 何しに自分はここに来た?

 


考える事は
たったこれだけです。
 
でも難しいもので、ストレスが溜まっている時はそんな事も考える事が出来なくなるのです。
 
 
自分は学びに来てる。
 
 
と言う事を念頭に置くことはとても大切である。
 
 
 
 

  • 人の意見に左右されない

これは上に書いた、
あまり人とべったり一緒にいない
という事に通ずる事、または続きになるのですが、他人というのは
 
自分にプラスに働きかける存在
 
自分にマイナスに働きかける存在
 
自分に何も働きかけない存在
 
のどれかに属すると思います。
 
 
何が言いたいかと言うと、せっかくお金と時間をかけて苦労して留学してきたのに、自分の気分を下げる行いをする人や自分が嫌な思いをするなと思う人と一緒にいてやる気が無くなるより、刺激があったり高めあったりできてやる気が湧く人と一緒に居るほうがいいよねって話。
 
私生活の中でも、留学をしてる時も、ぼく自身、自分の気分を下げる人とあまり一緒に居ないようにしてます。
 
 
より良い留学にするなら、そういった身の回りの人の取捨選択も時に必要になる事があるかもしれません。
 
 
 

  • 直感を信じる

普段と違う事をしてる時や非日常にいる時って、すごく気が張ってセンシティブになる気がしますが、そういった時の直感はわりと当たってたりする事が多い。
 
普段と違う道順で進んだり、違う所に行ったり、こっちがいいな、と思う事とか、いろんな事ですが、気が張っている時こそ考えて辛くならないで直感を信じてみるといいかもしれません。
 
 
 

  • 無理をしない

カラダが資本。
熱が出て動けなかったり無理をして身体を壊す事が、慣れない場所では多いです。ぼくも初めての留学の際、身体を休める事を怠り、慣れない土地でタダでさえストレスがかかるのに『今しか時間がない!』と思い込んで寝る間を惜しんで行動してた事があり、その結果、留学10日目に39.8度の熱を出しうんうん唸って結局2日くらい安静にしてた事があります。
 
若いから大丈夫だろー
という安直な考え、やめようと思いました。
身体を大切に。
ちゃんと寝て休みを取ろう。
 
 

  • 時間を大切にしよう

あくまで持論でありますが、時間の価値って長さだと思うんです。

 

例えば

 

30万使って1週間しかいれない人

 

 

200万使って1年いれる人

 

が居たとします。

 

その人達は金額と日数の違いもありますが、

 

帰るまでどう過ごすか

 

という事も違ってきます。

 

 

 

『まだ一年あるー』

『ええ、あと2日!??』

と思う違いのように、時間は有限でありその時間は

 

金で得たもの

 

であるという事を頭に置いておくと捗ります。

またこの

 

  • 時間を大切にする

 

という事ですが、これに派生して

『留学の長さ』

 

についてもお話ししたいです。

 

 

 

長くなったのでまた次回。

 

 

 

留学体験記② 〜留学に行くタイミング〜

 

留学体験記①では、留学に踏み出せない人たちへ、過去の自分と照らし合わせてぼくなりの見解を述べました。

 

留学体験記① 〜留学に踏み出せない悩んでる色んな人達へ〜 - しろくまさんの日常

 

 

そして、留学に行った人達に対して聞いた事を【あまり役に立つ事は無かった】

 

と失礼極まりない風に書いて締めました。

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(関係者各位、失礼いたしましたがまず理由を聞いてください)

 

今回は第1章の不躾な文言の理由といろんな形の留学について書きたいと思ってます。

 

 

 

  • なんで役に立たなかったの?

ぼくは以前留学する前、色んな方々に体験談や情報を聞いている時がありました。中には留学中に役に立った事もありましたが、大半はぼくの身になる事はありませんでした。どうしてだろう?

人の言う事を聞かない人間なんです、、、ではなく、(まぁ聞いてない事もよくありますが)

 

ぼくはそうやって人の話を聞きながら

 

 

自分が留学に行った気になって満足したかっただけ

 

だったのです。

 

 

 

そういう人多いと思います。

 

 

お話を聞いて、

 

(ほー、そうなのかー、)

(この人の話おもしろいなー、)

(このひと偉そうだなー、)

(この人すごい僕のために色んな事おしえてくれるなー、)

 

と感想を持ち、

 

(留学ってすげーなー、、、)

 

 

とおもって、いつか留学行くんだなー

 

なんて思いながら

 

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お酒を飲んで、がんばるわーーー!!

 

で終わったのです。

そしてそうなる理由もよくわかります。

 

まだ見ぬ立ち入った事ない土地の、分からない言葉だらけの、不安な場所に行くのに少しでも情報を集めなきゃ!✨

 

って思って、僕の元に残ったのは

 

 

情報を集めたってだけの自己満足欲

 

しか、残ってはいなかったのです。

 

 

そして、唯一役に立った情報というのは

 

 

・その土地の気温

 

・その土地のうまいお店

 

・その土地で行われてる行事

 

 

 

主にこの3つ。

強いて言えば気温がとても役立ちました。

 

 

 

でもこれ、人に聞かなくても分かる方法があるんです。

 

 

 

Google

 

 

 

 

ここにアクセスして、

 

【  ○○○○(いきたい土地)  気温】

 

 

って打てば出てきます。

 

 

簡単だー!!!

♪───O(≧∇≦)O────♪

 

 

 

もとい、、、

 

 

色んな人の色んな留学体験を聞いてきましたが、それはその人達がその人達の人生の中で経験した貴重な経験であり、中には面白いものや有益な情報もありました。

 

そして留学を本気で考えていた僕にとっては、自己満で終わる側面もありましたが大変いい刺激になった事には変わりありません。

 

だから色んな話を聞いて改めて

 

『よかった』

 

と思える反面、聞いてみて初めて

 

(自己満に終わってねぇか…??)

 

と気づく事ができたのです。

 

 

 

 

 

現に僕が留学するってなった要因の一つとして

【居ても立っても居られなくなった】

 

というのが大きくて、色んな不安要素である言語とか生活とか物価とか天気とか情報とかその他諸々の不安要素よりも

 

期待値の方が勝った

 

のです。

 

 

思い立ったら即行動、あとはとっても行くにあたり早かった気がします。

 

 

【これは後ほどまたブログで書きます】

 

 

言い換えれば、留学をする一つのタイミングとして

 

  • 不安要素より期待値が高くなる

 

という事も言えると思います。

 

 

 

 

 

 

 

  • 色んなタイミング

 

上記でも書きましたが、

 

・期待値が不安を勝る

・居ても立っても居られなくなる

 

その他色んなタイミングがあると思います。人によってはもっと違うタイミングがあったりしますが、そういったタイミングの時に人生って転機やチャンスが訪れたりして自然と導かれるんだなーって最近思います。

引き寄せの法則ってそういう事なのかな?

 

  • 良い留学をするには?

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飛行機から撮ったロシア上空の写真

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ヘレスの夕焼け

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ヘレスの街並み

 

 

これはあくまでぼくの見解ですが、留学をするにあたり

 

 

大切にして欲しい事

注意して欲しい事

 

があります。

 

 

それはこれ。

 

  • 探究心、好奇心の強さ
  • 人との出会いや繋がり
  • あまり人と一緒に行動しない
  • 人の意見に左右されない
  • 直感を信じる
  • 無理をしない
  • 時間の使い方

 

 

を大切にする事でより良いものに変わります。

 

大切な事だと思ったので書きたいなと思いました。

 

また長くなってしまったので、次に一つずつ解説できればと思います。

 

つづく

 

 

留学体験記① 〜留学に踏み出せない悩んでる色んな人達へ〜

 

  • かつて僕は痛いだけの大学生だった

 

 

 

 

 

大学生僕『あー、留学とかしたいなぁ』

 

友達A『だよねー、海外とかいってみたーい』

 

大学生僕『留学って金掛かりそうだし、適当に行って苦労するより大学いってみんなと駄弁ったり勉強したりしてた方が現実的だよねー』

 

友達A『行ってなにすんだしってかんじだよねー。てか英語話せないしww』

 

友達B『どこ留学して何するかにもよるよねー。漠然と留学って言ってもなー。まぁ経験としてしたいけどー』

 

友達A『そうだよねー。留学するったって一年行ったら卒業一年遅れるわけだしみんなと卒業とかできないよねー。てかおれバイトあるし。じゃまたねー』

 

大学生僕『おう!また明日1限なー!』

 

友達『1限だるいわーーーーー』

 

大学生僕『おれもサークル行くね』

 

友達B『おれも帰るわー』

 

大学生僕&友達B『あしたなー』

 

 

 

 

 

 

よくいる大学生とかが漠然と『為になるかも』『なんか留学カッコいい』『就活に使えるかも』とか考えてはいるけど実際に行動しないというパターン、僕もかつてそんな痛い大学生をやっていました。

 

結局そのまま就活や卒業論文を書いたり、日常を生きてしまい留学なんてしませんでしたが、目標をしっかり持っている今の僕は、過去の行いをとても後悔しています。

 

 

 

 

 

  • 留学に対しての不安

 

 

当時ぼくは大学生。その時漠然と(留学したい…)と思っていたけど、なにを目的とするか全く定まってなかったし、するに当たって、

 

 

 

就職とか卒業とかどうするんだろう?

 

親になんて言えばいいんだ?

 

バイトとかどうすんだ?

 

いくらお金必要なんだろう?

 

どれくらいの期間行けば留学なんだろう?

 

留学ってなにやるの?

 

就職に役立つかな?

 

今から留学とか遅すぎるかな…

 

いい歳して留学とかできないよな…

 

 

 

そんなような事を当時大学生だった僕は考えてました。

 

その他にも境遇によっては

 

 

 

いまの生活があるしな…

 

彼氏彼女夫妻子供親戚舅姑ペットがいるからな…

 

もう歳だから今更…

 

そんな元気ない…

 

 

 

とか、留学をするって事に関して色んなことを、各々が思っているはずだとおもいます。

 

 

  • 留学に行ってみて気付いたこと

 

 

ぼくは

 

フラメンコが大好きで大好きで、フラメンコギタリストとしてもっとフラメンコについて知ったり、本場の濃いフラメンコを吸収していきたい!!!

 

という理由で思い切って行きましたが、

 

そんなぼくが悩みに悩み抜いて

実際にちょろっと留学してみて思った事は、

 

留学は

 

『色んな形の』、『人により』、『色んなケースのもの』があり、その中で必死に学んでいる人たちがいる

 

ということである。

 

留学ってなんぞ?と思いグーグル先生にといあわせると

 

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って出てくる。

 

 

 

 

  • いろんな価値観に翻弄される、かつてのぼく

 

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…かなり長期間??

具体的にどれくらい…とも思いました。

 

 

留学する前は色んな人に留学について聞いてみたことがある。

留学でどんなことした?とか、どんな事があった?とか。何持ってけばいい?とか

 

だって行った事ないから怖いし勝手も知らないし、経験者に聞くのがいいかな、、、と思っていろんな人に聞いてみたりした。そのついでに期間についても聞けた。

 

すると

 

 

A『1ヶ月くらいならいんでない?』

B『半年以上じゃなきゃ甘えだね』

C『私からしたら最低1年は行ってないと留学とは言えないよ北村くん』

D『はっ!wwwおれからしたら3年行ってない奴はママゴトだよ』

E『日本での生活の方が短くて〜』

F『ぼくは一週間だけだったけどめちゃくちゃ勉強になった』

 

と、十人十色、いろんな価値観の人がいてすごく頭を悩ませた思い出が蘇る。

そしていろんな人の価値観の色んな意見を聞いてくうちに、

 

(((ええ!1年?!  ええ!?3年!??)))

 

(((3年くらい行ってないと留学だなんて言えないのか………)))

 

と、スパンについてや他人が言ってた事を悩むようになり、そのうち

 

(((あああ………)))

 

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【体育座り】

 

『そうですよね、なんか自分浅はかでした、すいませんでした、自分なんかが留学だなんてねぇ、、、なんかほんとすいません、いつも通り仕事します…。』

 

 

って気持ちがか細くなってきて振り出しに戻るだなんてこともあるある。

 

 

 

 

  • で、留学って?

で、いざ思い切って行ってみてわかった事は2つ。

 

要は

『現地で実際に現地の空気を吸って生活して、苦労したり、勉強したり、色んな出会いがあったりしてたら、それはもう留学なんだね』ってこと。

 

で、

 

『自分の経験した何事にも代え難い素敵な出来事達に心から自信が持てるなら、それを留学って言っていい』

ってこと。

 

実際ぼくは一年に一度、1ヶ月間という期間だけしか行けてないし、半年とか一年とか三年とか十年とか行ける経済的余力もないし、仕事とか実生活とかあるしそんな膨大な時間を捻出することはできない。

 

でも自分が現地で経験してきたとっても素敵な出来事や体験には自信が持てるので、あえて留学って自分で言ってます。

 

 

先ほど意見を聞いたAさんからFさんが上記に出てきたが、(他にも聞いた人は沢山いて、実際はHさんまでだから8人くらいとかそれ以上に聞いたのか)

 

彼ら達に留学前に聞いた『留学体験談』というのはそんなに自分にとっては、

役に立った事もありましたが、大半は

そんなに役に立つ事は無かったな

 

思うに至った。

 

【失礼な事を言ってるのは承知しておりますがみなさんこれには理由があります】

 

 

 

続きは長くなってしまったので次回また書きます。

 

ピアノフラメンコ部にお邪魔しました!

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本日は午前中からピアノフラメンコ部の部長であるてらみちゃんと某所で遊んできました!

 

探究心の塊である部長とは2年前くらいの冬に、私のギターの師匠からの引き合わせで知り合ったのですが、元々踊り手という事の他に、ピアノや歌などをやられているというスペックの持ち主。あった時から意気投合させて頂き、僕が留学に行った後も度々合わさせて頂いてます。

 

今回部長さんはピアニカ、リコーダー、オカリナなど数々のおもしろグッズを持ってきており、練習がとても盛り上がりました(笑)

 

フラメンコギターをやり始めて、あまり他の楽器と一緒にやる事が滅多にありません。それこそカホンくらいかな?

学生時代にバンドを組んでたりしてた時はドラム、ベース、ピアノ、などなど色んな楽器と合わせる機会が必然と多くなる。だいたいバンドを組むってなると既存の曲をやってみたりする事が大半だと思うけど、既存の曲にベースやドラムが使われる事が多いからまぁ普通だよね。

 

フラメンコだとそれが全くない。

 

殆どはギター一本での伴奏。ミスできない!

 

最近では日本でフラメンコのライブを見るにあたり、バイオリンやウッドベース、ピアノやチェロなど多彩な楽器が入ってたりする事が多いけど、滅多な事がない限り他の楽器と合わせる機会なんて無い。

ここ最近はピアノさんと多く合わさせて頂く機会がとても多いため、とっても勉強になっています。

 

フラメンコギターのプレイスタイルの種類の話に少し飛ぶけど、元々パコデルシアのように一本での限界を超えるような超絶技巧よりもバンドネオンのように色んな楽器が少しずつ入るような形態の方が好きなので、他の楽器と合わさせて頂くことは好機でしかないのだ。

 

そして毎回改めて、ピアノの持つ潜在的な力や表現方法、その可能性の片鱗を垣間見る事ができる。

 

この人生を通して、他の楽器と合わせる事についてなにかできるといいな…。

 

とおもうこの頃であった。

 

 

 

4/14 Flamenco Live! 〜春の宴〜 無事終わりました!

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赤坂@寺子屋

 

この度4/14にライブをやらせて頂きました!!!

 

実はここ寺子屋さん、ぼくのギターの師匠のご家族が営むお店でして、ぼくはここでレッスンを受けたり試験を受けたりした思い出があり、ライブをやるにあたりとても感慨深いなぁとしみじみ思っておりました。

 

今までは稽古をつけてもらったり悪戦苦闘、勉強を寺子屋さんでさせて頂いてましたが、今回は演者。ここでいろんな事があったなーと思いながら、どこか心が暖かくなるような気持ちになりながら演奏させていただきました。

 

演者様各位、感謝しております。

おつかれさまでした!